アフガンのISAF参加、法案盛り込みも 小沢氏が記者会見で表明民主党の小沢一郎代表は10日の記者会見で、インド洋での海上自衛隊の給油活動継続問題に関して、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)への参加を盛り込んだ対案の提出を検討する考えを明らかにした。「政府が新法を出す決定をした際には、国民にはっきりさせるために民主党の主張を法案にして出すのがより分かりやすいか、ほかに方法があるのかを検討しなくてはならない」と述べた。 政権を取った場合はISAFに参加するとの小沢氏の主張に政府、与党から「憲法違反」との批判が出ていることについては、「論理的に何もおかしくない。自民党、政府の解釈と姿勢がおかしい」と反論した。 また、小沢氏の資金管理団体が、政治資金で購入したマンションの家賃収入を得ていた問題に関しては、違法ではないとの認識を強調した。 一方、社民党の福島瑞穂党首は同日の記者会見で、小沢氏が主張するISAFへの参加について「いかなる場合でも武力行使を認めないのが日本国憲法の立場だ。小沢氏の見解は違憲であり、認めることができない」と批判。そのうえで「今は政府に対して野党が結束して迫っていく段階なのに、なぜこういう主張をするのか理解できない」と指摘した。■ISAF参加に関する民主党の小沢一郎代表の会見要旨は次の通り。 政府が(テロ)新法を出す決定をした際には、民主党の主張を法案にして出すのがより分かりやすいか、ほかに方法があるか検討しなくてはならない。 日本の貢献は軍事面より、救助救援の面がはるかにふさわしい。ただ、軍隊の海外派兵だけはごめん被(こうむ)るというのはよくない。多少の危険があってもみんなと一緒に平和を守る心構えを日本は持つべきだ。アメリカに言われたら共同作戦するのは日本人の総意でない。国際社会の共同行動に参加する明確な原則原理を鮮明にすべきだ。 (ISAF参加違憲論は)国連憲章を否定するのか。日本はあらゆる手段で国連の要請に協力するといって加盟申請した。国連憲章によれば、武力で平和を乱す者に対しては、武力をもってでも鎮圧することになっている。自民党、政府の解釈こそおかしい。 党のマニフェストにも書いてある。多数で決めたことは党の方針に従って行動しなければ党人ではない。いやなら離党する以外ない。 ISAFは治安維持の軍事部門だけでなく、民生活動も入っている。治安維持活動には疑問がある。(産経新聞 2007.10.10 17:29)-----------------------------(引用終了)----------------------------小沢代表の会見要旨を読めば、言わんとしたいことは分かりますが、交戦規定、武器使用権限、集団的自衛権も論議出来てないままの派遣なら、これでは自衛隊のイラク派遣のときの拡大解釈と一緒でしょ。あの時は民主党は政府の拡大解釈を責めていたのに、 こっちは違法性がないというのは矛盾するような気もします。>また、小沢氏の資金管理団体が、政治資金で購入したマンションの家賃収入を >得ていた問題に関しては、違法ではないとの認識を強調した。 自民党の松岡氏や赤城氏は道義的責任で責められたというのに、こっちは騒がれませんねぇ。