経済アナリスト 森永卓郎さん 全体主義的な空気、危険(一部抜粋)構造改革の支持者のほとんどは、憲法九条改定に賛成です。従来の日本型の経済、社会を守ろうという人たちは護憲派が多いのですが、「抵抗勢力」「時代錯誤」などのレッテルを張られてしまう。 あるテレビ番組で「非武装で家族の命が守れるのか。先制攻撃が必要なんだ」と言ったコメンテーターに、「人を殺しに行くぐらいなら、殺された方がましです」と言ったことがあります。それがオンエアされると、会社や自宅に「お前こそ死ね」という大量のファクスや電話の嵐です。流れに逆らうことを許さない全体主義的な空気のまん延は危険です。 もりなが・たくろう 1957年東京生まれ。東大経済学部卒。日本経済研究センター、経済企画庁総合計画局、三和総合研究所などを経て獨協大経済学部教授。ミニカーなどのコレクターとしても有名。「萌(も)え経済学」など著書多数。49歳。(東京新聞 2007年5月2日)-----------------------------(引用終了)----------------------------森永卓郎氏の発言は、3年前の『TVタックル』での発言です。発言内容はもっと長くて、正確には、森永 「日本は憲法9条という 非常に美しい条文を守ってきたんですよ、 仮に、仮にですよとんでもない奴が攻めてきたら、 憲法9条守ってみんな黙って殺されちゃえばいい。 で、過去にそんな良い民族が居たって 思われれば良いじゃないですか。」でした。TVタックル 森永卓郎 憲法九条は守る!!あの番組は討論バラエティなので、やはり両論あるほうが盛り上がることもあり、その役割分担として、分かりやすく改憲反対の理由として、極端な発言をしたと思っていましたが、抗議電話が来たことに憤りを感じているということは、ホンキの発言だったようです。 森永氏を含む改憲反対派の一部には何かに攻められた場合、「憲法9条のために戦わず皆で死のう」ということを平気でいう人がいますが、自分は抵抗せず勝手に殺されればいいと思うけれど、自分の両親や、妻(あるいは夫)や自分の子どもが殺されるのを平気で見ていられるのか、無抵抗でいられるのか?ということです。現実を見れば、世界の歴史上、非武装中立を掲げて他国に占領されなかった国は存在しません。それに、赤の他人にしてみれば、巻き添えを食らって死ぬのは嫌だろうし、例え自分が死んでも家族を守るために、抵抗しようと思う人もいるでしょう。そんな考えの他人に対しても“死”を強要する点では、森永氏らが批判する軍国主義・国家主義者と変わらないと思います。↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加