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2007年01月22日(月) 宮崎新知事

<宮崎新知事>副知事も「アズマさん」…期待と不安が交錯

宮崎県の出直し知事選に
初当選したそのまんま東さんは、
一夜明けた22日朝、テレビの情報番組出演や
記者会見をこなし、あわただしく動き回った。
東さんは副知事に民間人起用を検討していることなど
「新知事」としての決意を語った。
一方、行政手腕が未知数の新知事に、
坂佳代子副知事が「アズマさん」と言い間違えるなど場面もあり、
県職員や県民には期待と不安が交錯した。
 新知事を迎える県庁では、午前9時過ぎに登庁した坂副知事が集まった
報道陣に感想を聞かれ「『アズマ』さんの当選をお祝い申し上げます」と
名前を言い間違え、秘書に訂正される場面も。
坂副知事は「信頼回復の取り組みは始まったばかり、
鳥インフルエンザ問題の対策などもあり、
リーダーシップを発揮してほしい」と注文をつけた。
東さんが副知事を含む人事異動を予定していることについては
「今の段階でコメントできない」と明言を避けた。
 40代の男性職員は「ここまで(大差がついた)かとびっくりだが、
県民が選んだ知事なので腹をくくって支えていくしかない。
勉強はしているようだが、口で言うより実務は甘くない」と手厳しい。
50代の男性職員も「(東さんの)マニフェストには『実現できるのか?』
という項目もあったが、当選後のコメントを聞くと慎重になっている
様子だ」と話していた。

 タレント出身の「素人知事」誕生に、県民には期待と不安が交錯した。
選挙期間中に東さんと握手したという宮崎市の主婦、佐藤信子さん(74)は
「タレント時代は、ぼーっとしていた感じだったが、今回は目が違った。
実際に会って『宮崎を変える』という意思が伝わった。
庶民の身になって宮崎を変えてくれるでしょう」と興奮気味に話した。
一方、同じ宮崎市の粟野義男さん(62)は「(特定業者や団体などとの)
しがらみはなくなると思うが、素人なので(中央などとの)パイプがない。
しっかりした政策が本当にできるのだろうか」と政治手腕に不安を漏らした。

(毎日新聞 1月22日12時3分)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

注目を集めた宮崎知事選は、そのまんま東氏が当選しました。

当選したのは、投票した有権者に既成政党への不満や、

東氏のしがらみの無さに魅力を感じた無党派層が多かったのではないでしょうか。

当選したことに対して、「もうダメだ」とか

「大丈夫だろう」という声があったりしますが、

知事になったばかりで、まだ何も仕事をしていない状態では正当な評価は下せず、

期待や失望を持つのは時期尚早です。

 選挙戦では、東氏だけがいくつかの公約を掲げ選挙戦を戦ったわけですが、

当選したからには、公約を果たさなければいけません。

公約は自分であれば実現できるとアピールしたわけですから、

それを当人が信念を貫き、実行するかどうかを見極めればいいだけです。

正当な評価が下さられるのは、いつか任期を終えて知事の座を降りる時です。

(ただ、スキャンダルにより任期途中で辞任という可能性もありますが。)

評価されるも落胆されるも本人の行い次第であり、

未知数の人間に過度な期待も過度な失望も寄せず、

メディアを含め冷静に今後の活動を見守ればいいのではないでしょうか。


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名塚元哉 |←ホームページ