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2006年11月29日(水) 復党イレブン

毎日新聞11月28日:自民復党問題 造反4氏会見「民営化には反対していない」
時事通信11月29日:次期衆院選も無所属出馬覚悟=平沼元経済産業相
毎日新聞11月29日:復党問題 「転向」釈明苦しく…6氏が会見
読売新聞11月29日:落選議員の復党、参院くら替え組を来月にも認める方向

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99%予想されていた復党が決まると

「あぁやっぱり」という気持ちしか沸かないので、

時事系ブログでは反自民党の感情的な批判が目立つだけで、

ほとんどは冷めた目で見ているものばかりでした。

反自民であっても、郵政民営化を賛成した人が復党を批判するのならまだしも、

郵政民営化を反対していた人が復党をも批判するというのも、

的外れのように思えます。

自民党にしても復党組にしても、

見っとも無さが出てしまった一連の騒動だと思いますが、

復党させるのであれば今回の手段以外に、

有効な策はなかったのではないかと思います。

 誓約書を拒否した平沼氏を「信念を貫いた」と評価する声もありますが、

復党願そのものは出しているので、信念を貫いているとも思えません。

本当に信念や筋を通したいのであれば、

速やかに亀井氏や綿貫氏のように新党を結成して自民党と絶縁するか、

もしくは連立を組んでいたことでしょう。

 国民のほとんどにも「あぁやっぱり」という気持ちがあるので、

一時的に自民や安倍政権の支持率はダウンすると思われますが、

そのダウンが来年の参院選まで尾を引きそうな感じもしません。

今後、各メディアで行われる世論調査の結果を見て、

内閣支持率が40%を切らなければ、

必ず平沼氏を角の立たない形で自民に戻すと予想されます。

平沼氏の政治家としての評判を下げず、

かつ自民党が筋を通した事をアピールする。

この一連の騒動は結局自民の描いた絵の通りに進んでいるのかもしれません。

落選組の復党も必ず行われることでしょう。

 復党に関して何度もこの日記で触れましたが、

復党そのものに関しては何が何でも反対というわけではありません。

ただ、国民に無節操な印象と、

メディアや野党に要らぬエサを与えたなと思うだけです。

今後の批判の声に上手く切り返して行くことが出来れば、

近々行われる世論調査で確実に減るであろう支持率も、

その後は少しずつ回復することもありえるので、

安倍首相が、これらの批判に対して、

どう切り替えしていくのかに興味があり、

メディアもその声をちゃんと伝えるのか注目しています。



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名塚元哉 |←ホームページ