TBSまたやった…「旧731部隊」特集に安倍氏無関係写真TBS系報道番組「イブニング・ファイブ」が、今月21日に放送した旧日本軍731部隊に関する特集の冒頭部分で、ニュース内容とは無関係な安倍晋三官房長官(51)の写真パネルが映り込んでいたことが26日、判明。総務省が調査を始めた。安倍氏も、この日の会見で「わたしの政治生命を傷つけようということなら大きな問題だ」と激怒。報道番組でのトラブル頻発のTBSは、今回の件について、「意図的ではなかった」と釈明した。 「旧731部隊」特集の冒頭で、問題の部分が放送された。池田裕行キャスターが内容を紹介した後にVTRがスタート。映像はTBS社内の小道具部屋から、隣の記者室で電話取材中の記者へと移動。その途中で、部屋の一角に置かれた安倍氏の写真パネルが約3秒間、克明に映し出された。 映像は揺れ動きながら、安倍氏の写真パネルに差し掛かった際には、画面に「ゲリラ活動!?」と記されたテロップが重なった。安倍氏のパネルの横に、耐震偽装事件で起訴されたヒューザー元社長の小嶋進被告の写真パネルも転がっており、こちらもきっちり映された。 この映像の件が、27日発売の「週刊新潮」で報道されることが分かったことから、TBSは26日、急きょ、事実関係を明らかにすることに。放送免許を交付する総務省も25日に今回の件を確認し、調査中。今後、放送法で規定する公平性に問題がなかったか、TBSに報告を求める方針だ。 だが、9月の自民党総裁選目前という状況下で、全く無関係にもかかわらず、戦時中、中国で生物化学兵器の人体実験を行ったとされる「旧731部隊」と重なる形で自身の顔写真を映された安倍氏は怒り心頭。 この日午前の会見で、「総務省の調査を待ちたいが、私もビデオを見て驚いた。意図的ならば恐ろしいことだし、私の政治生命を傷つけようということなら大きな問題だ」と激怒した。 TBSは、安倍氏本人に事実関係を説明するなど、対応に大わらわ。報道した「イブニング―」は26日の番組途中で「お知らせ」と題し、池田キャスターが「(映像は)意図的なものではありませんでした。安倍氏、関係各所にご迷惑をおかけしました」と謝罪し、深々と頭を下げた。 今回の経緯について、TBSは撮影の際、取材に使った記者室のスペースが狭かったため、隣接する小道具部屋から撮る形となり、偶然、安倍氏の写真が映ったと説明。また、同社の井上弘社長は、この日の懇親会で「問題の個所はなくてもよかった。今後、報道の在り方を考えないといけない」と釈明した。 井上社長によると、特集の導入部は、報道局内の生々しいやり取りを伝えたいがための演出手法だったという。VTRは事前にチェックされたが、内容の核心部の精査を重視したうえ、問題の個所がリード部分だったため、確認がおろそかになったという。 【TBSのトラブル史】 ▼オウム報道関連 〈1〉95年、オウム真理教関連番組の映像に、麻原彰晃こと松本智津夫被告の顔のカットなどをサブリミナル効果を狙って挿入。 〈2〉89年の坂本弁護士一家殺害事件前、放送前の坂本弁護士インタビューのビデオをオウム幹部に見せていたことが96年、発覚。社長(当時)が辞任。 〈3〉04年、オウム関連番組で「林郁夫受刑者を知る元受刑者」としてインタビューした男性が、実は林受刑者と面識がなかったことが発覚。 ▼ねつ造? 03年11月、「サンデーモーニング」が石原慎太郎都知事の「日韓合併の歴史を100%正当化するつもりはない」との発言に、正反対の「100%正当化するつもりだ」との字幕を付けて放送。都知事から「ねつ造だ」と告訴される。 ▼誤訳? 今年6月、「ニュース23」が、小泉首相の靖国参拝に関し、ヘンリー・ハイド米下院国際関係委員長(共和党)が「行くべきでないと強く感じているわけではない」と語った言葉を、「行くべきではないと強く思っている」との日本語字幕で放送。(2006年7月27日06時00分 スポーツ報知)-----------------------------(引用終了)---------------------------->今回の経緯について、TBSは撮影の際、>取材に使った記者室のスペースが狭かったため、>隣接する小道具部屋から撮る形となり、偶然、安倍氏の写真が映ったと説明。YouTubeじゃ、TBSの依頼を受けて、問題の動画を削除してるので、現在、確認は出来ませんが、ポスターを映した後、記者室の中に画面が切り替わって撮影してたやん。>報道局内の生々しいやり取りを伝えたいがための演出手法だったという。>VTRは事前にチェックされたが、内容の核心部の精査を重視したうえ、>問題の個所がリード部分だったため、確認がおろそかになったという。・あえて数メートル手前の小道具部屋から偶然にも撮影開始。・小道具部屋には偶然にも安倍さんのポスターが目立つように放置されていた。・安部さんのポスターにピントが偶然にも合う不思議。 ・安倍さんのポスターに「ゲリラ活動」のテロップが偶然にも重なる。・偶然にも編集で誰も気がつかない。生放送ならともかく、編集したVTRにこうも偶然が重なるものなんですかねぇ?>報道局内の生々しいやり取りを伝えたいがための 演出手法だったという。 そもそも報道、しかも「生々しさ」に演出は不要だと思うのですがね。 >今後、報道の在り方を考えないといけない」と釈明した。 マスコミって、何かあれば「再発防止に取り組みたい」とか良く言うけど、同じ過ちを繰り返しますよね。これほど自浄作用がない業種はマスコミだけですよ。だいたいこの一件も、総務省が動かなければ、ネットで勝手に騒いでおけって感じで、謝罪会見もしていないでしょうね。↑エンピツ投票ボタンです。読んだら押してくださると嬉しいです。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加