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2005年07月05日(火) 白板か青板か!?「二者択一!」

郵政法案が衆院通過 民営化へ前進

> 郵政公社の4分社化を柱にした郵政民営化関連法案は5日午後、
>衆院本会議で採決され、賛成多数で可決された。
>賛成233、反対228の小差だった。参院に直ちに送付される。
>政府と与党執行部は8月13日までの会期内成立に自信をみせ、
>小泉純一郎首相が「改革の本丸」と位置付ける郵政民営化は、
>実現に向け大きく前進した。
>自民党執行部は反対派の造反抑え込みに奏功した形だが、
>大量の造反で薄氷の可決となり、党内に深い亀裂を残した。
>民主党は自民党反対派の動向に期待して
>竹中平蔵郵政民営化担当相らの不信任案提出を見送った。

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5票差で可決ですか。成立は参議院通過後なので、

参院で否決される可能性も少なからずありますね。

ただ、参院は衆院ほど派閥の締め付けは強くなく、

参院自体が「青木派」みたいなものなので、

可決されれば、青木氏の力はまだ絶大で、

否決されれば青木氏の力は衰えているということです。

現時点では18議席与党の方が勝ってるわけですから、

与党賛成派が有利だと思われ、

反対派が賛成派をどこまで追い詰められるかが焦点です。

そういう見方をすると、どうなるか見もので、これは、面白くなりそうです。

仮に欠席や棄権した人の内3〜6人が反対票を入れていたら、

郵政民営化法案は否決されていました。

しかし、この人たちは現実に票を投じなかったわけで、

いくら法案に反対であっても、投票をせず逃げるようであれば、

それは、ある意味で賛成票を投じたのと同じようなことです。

派閥などに縛られ、いろいろ考え迷いながらも、

自らの意思で賛成or反対に票を投じた人もいるわけで、

欠席や棄権をした議員は、そういった議員よりも腰抜けの卑怯者ですよ。

自民党、特に田中派系(今は旧橋本派)の最大集票マシーンの一つが、

特定郵便局のネットワーク(全国特定郵便局長会「全特」や、

局長OBが集まる「大樹の会」など)で、

このネットワーク(35万票は堅いといわれている)を枯れされることは、

自民党の存立につながるため、民営化には反対だったわけです。

民主党、社民党、共産党も有力支持母体である労働組合の中に、

全逓(組合員数15万人)、全郵政(組合員数8万人)という大きな組織があり、

彼らは当然公務員資格がはく奪される民営化には反対で、

当然その意向は支持政党にも反映されるから、野党3党は民営化に反対。

ところが、欠席や棄権した事により、薄氷ながら可決しちゃったわけで、

賛成、反対をはっきり示さずのどっち付かずの状態なら、

賛成か反対のどちらであっても今後の運動に参加しづらいだろうし、

もし、参議院でも可決なんてしようものなら、郵政民営化は成立。

票田は失うは、自民党内からも今後は総スカンされるわけで、

この人たちにとっては八方塞がっちゃう状態になってるわけなんですが、

この人たちは何がしたかったのでしょうか?


造反多数、不信任に相当=小泉内閣は退陣を−岡田民主代表

> 民主党の岡田克也代表は5日午後の記者会見で、
>郵政民営化法案の衆院本会議採決で自民党から多数の造反者が出たことに関し、
>「事実上の(内閣)不信任だ。
>小泉純一郎首相は重く受け止めて退陣の道を選ぶべきだ」と述べ、
>小泉内閣の退陣を求めた。 

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負けは負けなんだから、「事実上のどうのこうの」なんてくだらない事を言ってないで、

参院で否決出来るように全力を尽くすか、

小泉首相の不信任案出して可決させるよう全力を尽くせばいいんじゃないの。





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名塚元哉 |←ホームページ