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2004年05月03日(月) 朝日はもちろんルモンド紙やNYタイムズ同様に扱うんでしょうね。

サンデー時評:『ル モンド』の批判はあたらない

>この記事は合点がいかない。背景にはイラク戦争に対する
>日本とフランスの対応の違いがあるようだが、それは別にしても、
>自己責任論は個人の人道支援活動を批判しているのではない。

> 危険を承知でイラク入りし、人質になると、
>政府の救出が手ぬるいと責める態度は、身勝手すぎないか、
>というわかりやすい話である。
>フランスのシラク大統領だって、同じ状況になれば人質をたしなめるはずだ。
>活動を続けたいと言うのに、それは結構だ、と応じるはずがない。

そもそも一番最初に「自己責任」を言い出したのは朝日新聞でした。

郡山さんが誘拐された時に朝日の入館証持っていたのを、

社員だと思われたくなくて、拘束された一報が流れた1時間後には、

会見を開き「無関係だ。ただの契約フリージャーナリストだ。

フリージャーナリストは“自己責任”で活動してもらっているのだから、

何が起こっても、当社は責任を一切負わない」と言い立てて見捨てました。

そう、3人に自己責任を突きつけたのは朝日新聞が最初なのであります。


◆シンガポール紙の『The Straits Times』(ストレーツ・タイムズ)が、

「Drug addict andleftists」 (麻薬常用者と左翼)と題して

イラク人質の今井・高遠・郡山の3名とその家族の素性を報道しました。

麻薬常用者と左翼 (翻訳された記事)

ちなみに、シンガポールのストレーツ・タイムズは、朝日新聞の特約海外新聞です。

>ニューヨーク・タイムズ(米)タイムズ サンデー・タイムズ(以上英)
>ルモンド(仏)東亜日報(韓国)エルパイス(スペイン)
>コリエレ・デラ・セラ(イタリア)バンコク・ポスト(タイ)
>ストレーツ・タイムズ 聯合早報(以上シンガポール)

朝日の特約海外新聞社が、こう伝えてる以上、

この記事を朝日新聞社が知らないわけがありません。

記事に目を通して見ますと・・・。

>北海道札幌の今井家は、地方の共産主義支持者や平和運動活動家の
>集いの場であることで悪名高いと言われている。
>18才の次男今井紀明はそのような環境の中で育った。
>とはいうものの、彼の母親直子だけが日本共産党の正規党員で、
>共産党関連の病院で働いている。
>彼の父親は、左翼に占められていることで有名な日本の職業=学校教師だ。
>若い頃の今井は誰に聞いても丁寧で親切だったという。中学校三年生の時、
>彼は生徒会長だった。しかし、やや異常な家族背景は、
>感受性の強いティーンエイジャーに明らかに強い影響を及ぼしたのだ。
>家族のお気に入りの新聞は所詮、共産党の代弁紙赤旗だった。

・・・これは、日本のマスコミより詳しいじゃないのか(笑)

帰国後、この3人がバッシングされた理由として、

今井くんの両親が共産主義者であることや、

高遠さんがシンナー・大麻をやっていたこと、

郡山さんが一発当てようとイラクに行ったことなどが書かれてあります。

週刊誌などに書いてある情報の寄せ集めのような感じを受けますが、

事実を淡々と並べる書き方は、記者の感情を廃している感じでまともです。

もちろん、日本で3人がバッシングされているという事実だけを見れば

外国人は違和感を持つのでしょうけど、彼らがバッシングされた原因には、

こういった事情があるということも世界は知ってほしいものです。

でも実際は共産主義とかジャンキーとかは、あまり関係無くて、

家族の態度とか、周りの支援者や、人質の態度が原因なんだけどね。

>3月に、ボランティアワーカーの高遠菜穂子と
>偶然出会った事が彼の決心を強くした。
>彼女はバグダッドまで一緒に行くように彼を誘ったのだ。

>仲間のあるフォトジャーナリストによれば、一人の女と
>唯の若者の仲間というシチュエーションが、
>郡山氏をイラク入りという無謀な行動へと駆り立てたのだという。


ここを読むと、今井くんと郡山さんを危険な目に合わせた

すべての原因は高遠さんにあるのではないかと思います。

今井くんは、高遠さんに誘われてイラク行きを決意し、

郡山さんは2人を取材しようと、急遽目的地を変更して、

同行して誘拐に巻き込まれてしまった。

ちなみに、イラク人や彼らとは縁のない外国NGOの人たちは

高遠さんの活動は評価していないという話です。

>・フォトジャーナリスト 郡山総一郎
>元自衛官はイラクで名を上げたかった

>郡山氏の事例では単に名を揚げようとしていた様に見えた。

今回の件で、無名だったフォトジャーナリストが一躍有名になったから、

郡山さんにしたら「おいしい」の一言。

PTSDなんてなんのその、次の取材費稼ぎに連日のTV出演。

これで名前は売れたけど、「拘束されたジャーナリスト」

この看板で稼げるのも半年だけでしょう。

あとは、どれだけ読ませる記事を書いて、魅せる写真を撮影できるかということ。

ジャーナリズムの世界で残っていくのは非常に困難なことです。

TVで彼の発言を聞いている限りでは、生き残りは難しいとは思いますが、

例えば、サヨク、プロ市民に進んで利用され続けるというのも、

ジャーナリストとして生活していく、一つの戦略ではあります。

さて、今朝の『スーパーモーニング』で郡山さんは、

アラビア語は何を言っているのかは理解できないけど、

脅迫ビデオにあった、「イッテ、イッテ」は、

イラクの方言で、「お前、お前」ですと発言。

あれ?

アラビア語は分からないのに、方言は分かるの?

アラビア語が分からないのならば、「方言だそうです」といった

伝聞形式や、「方言だと思います」とぼかすのが基本。

これでは他人に「こういう風なことを知っていたと言う事で喋れ」と

指示された事が丸解り。

まぁ、恐らく前もって提供された質問予定稿に弁護士が

答えを用意したんだろうけど、

郡山さんの能力を過信しすぎた弁護団のミスかな。

お昼の『ワイドスクランブ』では、体調悪化で出演キャンセルしたけど、

もう一度、打ち合わせのやり直しかな。

さて、テレビ朝日は祝日なのをいい事に、

一日中3人の擁護デーにしてるみたいだけど、

はっきり言って国民はそんなに馬鹿じゃないから、

彼らが何かを話すたびにアンチを増やしてるだけだと思う。

だから、もうやめた方がいいのではないでしょうか。




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名塚元哉 |←ホームページ