星野監督勇退!後任岡田コーチ今朝、新聞の1面で、「星野勇退」の文字を見たときに、驚きよりも、ああやっぱりかという感想が先にでました。シーズン中から体調が思わしくないようなので、なんとなく今季限りで引退するかなとは思っていたから。実は、中日の監督を辞める頃から無理の出来ない身体になっていたのかも。しかし、イチローなど次々とヒーローがメジャーへ挑戦しに行き、徐々に衰退していくプロ野球界をもう一度盛り上げるために無理をしてでも阪神の監督になったのではないだろうか。もっと続けてほしいのという気持ちもあるのですが、体調がすぐれないなか続けると、逆にいい采配が出来なくなってまた元の阪神になってしまう恐れもあります。そうなった時、今は、べた褒めしているファンもすぐに態度を変え星野監督をボロクソに批判するでしょう。やり玉に挙げられる星野監督の姿は見たくはないし、自らの範囲をせばめるようなことは許さない星野監督のこの決断は潔いといえるのではないでしょうか。ただ疑問なのは、明日から日本シリーズが始まるという時になぜ、辞めるという情報が出てきたのかということ。監督自身はシリーズが終わってから発表しようと思っていたようですが、チームが一丸となるように誰かがリークしたのか、それとも明日からの日本シリーズを盛り上げるためにとリークしたのだろうかは分りませんが、一部の新聞では星野監督とオーナーの確執との話もあります。メディアは、今の時期に確執を煽るような記事を載せることにどのようなリスクがあるか、自覚しているのでしょうか。メディアは、事実かどうか分らない仲違いを面白がっているだけではないのでしょうか。星野監督とオーナーの関係を誇張したり強調したり、話をオーバーに膨らませたりするのは非常に危険だと思う。自分が書いた記事のためにタイガースにとって最悪の事態が訪れるかもしれないという危機感が見られない。いかなる場合でも、メディアは煽り方によって最悪の事態が訪れるかもしれないということを自覚してほしいと思っています。それにしても、この勇退に選手の気持ちはどうなんでしょうか。毎日薬を飲んで試合に臨み、試合中に何度も体調を崩している姿をいつも間近で見ている選手もコーチ陣も動揺というより、「やっぱりか」という印象なのではないでしょうか。試合中とかTVのインタビューの時はしゃんとしていますが、それ以外は本当にしんどそうでしたから・・・。もしも、選手が動揺していたのなら、星野監督はきっとこう言うでしょう。「どでかい目標に向かっている時は、いちいちこまかい逆境にかまうな、ふりはらって進んじまえ!!」と。◆今年の阪神の強さは選手の能力より、「やる気」を出させた星野の人身掌握術だと思います。ただでさえ18年間も眠っていたチームだし、やる気パルスという名の勢いや熱さというは、必ず反動が出て冷めてしまう時が来るものです。昨年は、そのやる気が途中で萎えてしまったように、来シーズンは今年の反動が出るはず。下記の記事に書いているように、【星野仙一 夢の軌跡】(8)動き出した遺伝子フロントもその恐怖心があり、またこの力を継続せねばという意識改革が芽生えつつあるなか、星野監督のみならずコーチ陣の島野さんや田淵さんこの3人が辞めてしまうのは危険なのではないでしょうか。阪神の強さが本物になるのは来年が重要だと思うので、志し半ばであれば、島野さんあたりに1年やらせたほうがいいのではと思います。個人的には、星野監督は日本プロ野球界のがん細胞であるナベツネに文句を言うことのできる唯一の人だから、できれば、がん細胞を駆除してもう一度球界を盛り上げるためにコミッショナーになってほしいと思っています。星野監督は中日の監督時代、2度セ・リーグ制覇をしていますが、日本一はまだ経験していません。現役生活の最後となる日本シリーズ、選手、コーチ、フロントはなんとしても日本一の栄冠をプレゼントしてほしい。そして、阪神ファンは星野監督への恩返しとして、思いっきり応援し彼らをサポートしなけらばいけない。「男と生まれたからには、熱く生きろ!人として生きるからには、強く燃えろ!」そういう人生を私たちに教えてくれた星野仙一の最後の勇姿を脳裏にしっかりと焼き付けようと思う。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加