「北朝鮮体制、米露中が保証」露案に中国が支持表明94年の危機のとき同様、単なる問題の先送りになるだけでは。もし、北朝鮮がこの条件を呑んだとしても、核開発を廃棄したふりをし、影で核開発を続けながら、経済的援助を各国から得て、よりいっそう軍事力を強化するに決まっています。そして何よりも金正日体制が続く限り、東アジアの平和安定も北の飢餓問題も日本・韓国の拉致事件も解決しません。そんなことは決まりきったことなのですが、それでも体制を維持させてやってもいいというのは、どこの国の政治家も「自分が政権にいる間だけは、北朝鮮の面倒なことに振り回されず何とか逃げ切りたい」だけなんじゃないの。●拉致解決、個別要求へ=日米韓提案には固執せず−政府六カ国協議に置いて、拉致のプライオリティは確かに低いかもしれません。でも、核の問題と同レベルで拉致の問題が存在する日本に置いてはその後開かれるであろう、2国間協議に置いて拉致の問題が解決されるまでは経済援助は出来ないはずです。そして、仮にその2国間協議に置いて、交渉が決裂した場合は日本のみの北に対する経済封鎖も十分な武器となります。経済封鎖するにあたっては、米中韓との歩調あわせを考慮に入れる必要は無いでしょう。核の問題は、あくまで「六カ国協議のお約束ごと」なのですから。日本が経済封鎖をすることでヘソを曲げて北が核武装解除をしないと言うことは米中韓の顔を潰すことにもなりますし。まぁ、アメリカの最終目的は、ブタキム体制の崩壊ですから、交渉が物別れになるように話を持っていくとは思いますが。●夏休み宿題:業者に“外注” すべてお任せキャンプ盛況自分が子どもの頃から、夏休み工作キットとか自由研究キットなんて売ってましたが、いまは、日本旅行社「夏休み宿題解決キャンプ!」なんてことになってるんですね。>教育行政に詳しい東京大の汐見稔幸教授は「自由研究の仕方を普段から>学校で指導しないで、夏休みにやれというのがそもそも無理。>子供も親も戸惑うばかりで、結局多少出費しても、形だけ整えればいいと>『外注』が盛んになるのです」と話す。だから、「情報と経済力を持っている>親が勝ち、となる。そんな夏休みの自由研究なら、ない方がいい」という。自由研究の仕方を普段から教えていないから、自由研究をいっそのこと無くしてしまえというのではなく、「自由」な研究なんだから、研究の仕方やまとめ方とか何を研究にするのかを調べるのも勉強の内です。何をすればいいのかを親が少しヒントを与えてやる程度で、あとは好きにやらせれば良いと思うのですが、脳がやわらかくて成長しやすい時期なのに考えも悩みもせず、親が与える便利なツールを使って、予め決まった答えを導き出すだけの研究で解決するだなんて、小学生の時から何でもお金で解決できるんだと思わせたらまずいでしょ。まぁ、親自身も考える力がないから、こういう商売が出てきたのでしょうが、最初からネタを作っておいて親子揃って考える力を養う機会も奪ってしまうなんて、たいしたゆとり教育ですこと。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加↑ワガハイの自由研究は、プリンカップ集め