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2003年08月14日(木) 21世紀の裕次郎はいつ日の目を見るのか?

「北朝鮮体制、米露中が保証」露案に中国が支持表明

94年の危機のとき同様、単なる問題の先送りになるだけでは。

もし、北朝鮮がこの条件を呑んだとしても、核開発を廃棄したふりをし、

影で核開発を続けながら、経済的援助を各国から得て、

よりいっそう軍事力を強化するに決まっています。

そして何よりも金正日体制が続く限り、東アジアの平和安定も

北の飢餓問題も日本・韓国の拉致事件も解決しません。

そんなことは決まりきったことなのですが、

それでも体制を維持させてやってもいいというのは、

どこの国の政治家も「自分が政権にいる間だけは、北朝鮮の面倒なことに

振り回されず何とか逃げ切りたい」だけなんじゃないの。

拉致解決、個別要求へ=日米韓提案には固執せず−政府

六カ国協議に置いて、拉致のプライオリティは確かに低いかもしれません。

でも、核の問題と同レベルで拉致の問題が存在する日本に置いては

その後開かれるであろう、2国間協議に置いて拉致の問題が

解決されるまでは経済援助は出来ないはずです。

そして、仮にその2国間協議に置いて、交渉が決裂した場合は

日本のみの北に対する経済封鎖も十分な武器となります。

経済封鎖するにあたっては、米中韓との歩調あわせを

考慮に入れる必要は無いでしょう。

核の問題は、あくまで「六カ国協議のお約束ごと」なのですから。

日本が経済封鎖をすることでヘソを曲げて北が核武装解除を

しないと言うことは米中韓の顔を潰すことにもなりますし。

まぁ、アメリカの最終目的は、ブタキム体制の崩壊ですから、

交渉が物別れになるように話を持っていくとは思いますが。

夏休み宿題:業者に“外注” すべてお任せキャンプ盛況

自分が子どもの頃から、夏休み工作キットとか自由研究キットなんて売ってましたが、

いまは、日本旅行社「夏休み宿題解決キャンプ!」なんてことになってるんですね。

>教育行政に詳しい東京大の汐見稔幸教授は「自由研究の仕方を普段から
>学校で指導しないで、夏休みにやれというのがそもそも無理。
>子供も親も戸惑うばかりで、結局多少出費しても、形だけ整えればいいと
>『外注』が盛んになるのです」と話す。だから、「情報と経済力を持っている
>親が勝ち、となる。そんな夏休みの自由研究なら、ない方がいい」という。

自由研究の仕方を普段から教えていないから、

自由研究をいっそのこと無くしてしまえというのではなく、

「自由」な研究なんだから、研究の仕方やまとめ方とか

何を研究にするのかを調べるのも勉強の内です。

何をすればいいのかを親が少しヒントを与えてやる程度で、

あとは好きにやらせれば良いと思うのですが、

脳がやわらかくて成長しやすい時期なのに考えも悩みもせず、

親が与える便利なツールを使って、予め決まった答えを導き出すだけの

研究で解決するだなんて、小学生の時から何でもお金で

解決できるんだと思わせたらまずいでしょ。

まぁ、親自身も考える力がないから、こういう商売が出てきたのでしょうが、

最初からネタを作っておいて親子揃って考える力を養う機会も

奪ってしまうなんて、たいしたゆとり教育ですこと。




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名塚元哉 |←ホームページ