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2003年06月25日(水) A Breath of Silence

きょうは、ヴォーカリスト鈴木重子さんのNEWアルバム

『A Breath of Silence』の発売記念コンサートを聴きに

大阪のシアタードラマシティに行ってきました。

2年ぶりとなった8枚目のアルバムの発売を記念してのコンサート。

なぜ地元の浜松や東京じゃなく、大阪なの?という疑問もあるなか、

大阪へ出発、梅田茶屋町の改札で友人と待ち合わせ。

まずは、ラーメン屋さんで腹ごしらえをして、いざ会場へ。

会場内では、NEWアルバムが本日発売ということもあり、

会場ロビーの特設ブースでは人だかりが。

僕たちが座った席は、前から2列目という好条件。

チケットを代理購入してくれたkazさんに感謝しなければ。

そしてコンサートスタート、NEWアルバムの1曲目にも収録されている

カーペンターズの「We’ve Only Just Begun」で

幕を開けました。

透明感のある声が、聴衆を次々と心地よい世界にいざなっていきます。

重子さんのコンサートに行っていつも思うことは、

あの依存性のある声のあまりの気持ちのよさに、

他のことなんてどうでもいいかと思えてしまうことです。

どうでもいいかと思った後に、「そう思った自分に

申し訳なくなってしまい」自分に与えられた仕事はキッチリしようと思うのです。

さてコンサートは海外の民謡やスタンダードポップス、そしてオリジナル曲と、

NEWアルバムの曲目を中心としたコンサートは、

次々と私たちを聴衆をいろんな国へ誘い、

まさに地球を感じるコンサートでした。

心地の良いコンサートは、あっという間にアンコールへ。

もはや鈴木重子のコンサートでは、

これを無くしては終われないほどの定番となった、

会場のお客さんたちといっしょに歌う「ふるさと」で無事幕を閉じました。

コンサート終了後、トイレに行ったら、

見知らぬ男性から「いつもHP見ています。」と声を掛けられました。

僕は、重子ファンの間でも有名らしい(?)です。

その後は、関係者の方にご無理をいって、いつものように楽屋へ。

今回、プレゼントは、僕が描いた似顔絵です。

描き上げるのに、1ヶ月はかかったのに、あんまり似ていません。

う〜ん、独学ではなく、まじめにデッサンの

勉強をしておけば良かったと今さら後悔・・・。

そして帰宅後に、この日記を書こうと思ったのですが、

あのコンサートのヴォーカリスト、ミュージシャンと、

聴衆のコミュニケーションの力とフィジカルな解放感と、

回線を繋ぐだけの肉体性のないインターネットの文字フォントの

コミュニケーションが、あまりにも対極にあるので、

PCを起動するのが、なんとなくかったるい気分になっていました。




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名塚元哉 |←ホームページ