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2003年01月03日(金) 裸のオッサンとオバハン

『さるさる日記』で、10歳の男の子が書いている日記があって、

その日記を読んで知ったのですが、

紅白での美川憲一氏の衣装代は3億円だったそうな。

で、その男の子は、1億円でも削って寄付した方が、

寄付したその地域の人に感謝されるし、

その分、衣装より本人が光って見えると書いていました。

その子は他にも、ブルーリボン運動に参加したことや、

お小遣いを「NYタイムズに意見広告を出そう」に寄付したことを

飾り気もなく素直な気持ちで日記に綴っていました。

朝生で、田原総一郎氏の「(曽我ひとみさんを)いったん北朝鮮に返したら

どうか。その後戻ってこれなくてもいいんだけど」という発言や、

「ブルーリボンがあるからいけない、打倒家族会」と言った

吉田教授のアホ発言や、サヨ、反日、売国発言を

いけしゃあしゃあと無責任に垂れ流す自称知識人より、

この男の子のストレートな意見の方が数千倍まともですよ。

僕自身は、紅白の生放送なのにあの寒い台本どおりに進行されたり、

歌の合間の寒いトークを見ているだけで何だか気恥ずかしくなるし、

音痴な自称歌手やヒットしたのか?と思わせる歌手しか出てこないので、

ここ数年間はマジメに見ていません。

だから、小林幸子や美川憲一がどんな衣装で出ていたのかは知りません。

小林幸子も美川憲一もいいかげん衣装対決を止めればいいのに。

視聴者もとっくの昔に、飽きてきてますよ。

そのことに気づいていないのはNHKやマスメディアだけのようです。

歌合戦なのに、なぜ衣装の豪華さ、金額で対決するのでしょうか?

歌手なら、歌手らしく歌で聴衆を魅了してみろっちゅーねん。

それが出来ないのなら、歌手という冠を捨て去るべきですよ。

だいたい、あの衣装と歌に何の繋がりがあるのでしょうか?

あの衣装を見て、来年も頑張ろうとか、勇気を貰ったと思う人などいないはず。

どちらかといえば、みんなバカにしながら観ているに違いありません。

あの二人は実はバカにされているのを、

「楽しんでくれている」と勘違いしているのじゃないでしょうか。

自分たちが「裸の王様」・・・王様じゃないな、

裸のオバハン、オッサンだということにいい加減気付くべきです。

それに気づかないこの二人は、それほどバカなんでしょうか。

もしかすると二人とも、実は毎年「もう今年で、豪華衣装はやめたい」と

思っているのかもしれません。

しかし、あの二人が多くの視聴者の前で歌をお披露目できるのは紅白しかない。

豪華な衣装を止めれば、出場できないという危機感があるのかもしれない。

もしそうだったとすれば、いい加減にやめる勇気を持つべきでしょう。

そういった当たり前の批判が、ネット上では普通に書かれていますが、

マスメディアにだけないのはなぜなのでしょうか。




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名塚元哉 |←ホームページ