昨日、JR東海道線で二重事故があり、救助活動中の救急隊員が死亡する事件がありました。詳しくはここをクリックこの事件では、連絡をミスしたJR西日本側が、世間からの批判を一身に浴びている。しかし、立ち入り禁止の場所で遊んでいた男子生徒は悪くないのでしょうか。誤解しないでほしいのですが、JR西日本が悪くないと言っているわけではないです。僕が問題にしたいのは、世間のさらし者になる「加害者」(JR西日本)が特定された瞬間に、「被害者」(男子生徒)は単に救済されるべきものとして扱われ、その責任が一切問われないのは不自然ではないかということです。連絡をミスしたJR西日本にはもちろん法的処置が必要です。しかし、男子生徒の責任がゼロのはずがない。この男子生徒が社会のルールを守っていれば、当然、事故はなかったし、人命救助に命をかける消防士も亡くなることはなく、ラッシュ時の約9万人の足に影響が出ることはなかったはず。けれども、今回の事故の場合、加害者を特定し、スケープゴートにしてしまうことで、立ち入り禁止の場所で遊び、すべての元凶を生み出した男子生徒は単に救済されるべきものとしてしまっているのです。それですべて解決するのだったらこれほど楽なことはないですよね。この国は、世間のさらし者になる人間や組織が複数ある場合、一方が世間からの攻撃を一身に浴び、もう一方の他の人間や組織は責任を問われないというフェアではないシステムになっているようです。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加←今日の空はどうなの?