この日記のMyRefererを調べていると、よく「あんた何様」で検索されて、この日記を訪れてくれる方がいます。あんた何様で何を調べたいのでしょうか?話変わりまして、『声に出して読みたい日本語』などの著書で知られる斎藤孝さんの『読書力』 (岩波新書)を読みました。とりたてて新しい視点があるわけではないのですが、高校生や大学生、それに子育て中の親御さんが、読めば参考になる読書論です。「読書をする」という上で、何を読むか、声に出すかなどは唯の条件であって、本質的な問題ではないと思います。本を読む技術論より、その人が本当に読みたいと欲する本にどのように出会えるかが、一番大切なことではないでしょうか。それには、良い本と出合いたいと、日々捜し求める探求心が必要ですが。最後に斎藤さんが選んだ「文庫百選」はそんな探求心の手助けになり参考になります。選んだ100冊を斎藤さんはこう区分しました。「まずは気楽に本に慣れてみる」「この関係性は、ほれぼれする」「味のある人の話を聴く」「道を極める熱い心」「ういういしい青春・向上心があるのは美しきことかな」「つい声に出して読みたくなる歯ごたえのある名文」「厳しい現実と向き合う強さ」などなど。問題は「その本を読んだ」だけではなく、いかに「血となり肉となる」か、なのですが。果たして僕自身はどうなんだろうと思ってしまいました。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加←今日の空はどうなの?