「ピロシキを食い尽くしてやりましたー!」とか川平慈英が言いそうなセリフからスタートする昨日の日本戦の感想の前にお詫びを一つ。昨日の日記で、中山選手も黒髪と書きましたが、茶髪でした・・・。ちゃんと仕事さえしてくれたら、別に染めていただいても、奇抜な髪型でもいいんですけどね(笑)さて、前半は両国とも間延びした試合をしていたので、観ててイライラしていたのですが、(予選から白熱した試合が多いので、それを観ちゃったらねー。)後半は選手の顔色も変わり、呼吸することを忘れてしまうほど、興奮できる面白い試合をしてくれました。後半6分にMF稲本のシュートで先制したあと、少し浮き足立ったのか、ロシアに何度もチャンスを与える場面が何度もありましたが、シュートしたボールが楢崎の正面に来るなど、運がなかったのが幸いしたようです。日本は選手全員集中力を切らさず、1点を守って逃げ切りました。トルシエ監督の采配もズバリ的中。先発した“怪傑ゾロ”宮本、明神もよく頑張りました。いつも熱くなる戸田も、鶏冠ヘアーを真っ赤にしながらもクールに仕事をしてましたね。そして、中田英は圧倒的な存在感を示しているし、小野の落ち着いたプレーも、稲本の勇気溢れるプレーも、見ている私たちに大きな安心感を与えてくれましたし、海外での体験がいかに選手を大きくするかを示すよい例となりました。また、海外組以外の選手も自分の仕事の役割を充分に果たし、それを海外にアピールすること、それが結果的に「日本のために」プラスに作用することを実感させてくれました。W杯後、またこの中の誰かが、海外のピッチ飛びだって行くことでしょう。それは、少し寂しいことでもあるのですが、これからの日本にとっては、けっして悪いことじゃないです。一昔前までは日本にとって、W杯は遠い世界の話でした。ジーコ、プラティニ、クライフ、マラドーナ、はるか遠い別世界の人々でした。しかし、キャプテン翼がサッカーブームを生み、それを読んだ子供たちがサッカーを始めて高校サッカーが盛り上がり、Jリーグが始まりジーコ、リトバルスキー、リネカー、ドゥンガ、そしてピクシーが世界をすぐ隣に運んでくれました。今の日本代表は、その世界の中で勝ち進んできた若者達。ユースで決勝トーナメントに進み、ベスト8、準優勝と歴史を積み重ねてきました。96年のオリンピックでは、ブラジルに勝ちながら、決勝トーナメントに進めませんでしたが、シドニーでは非常にいい戦いをしました。そして、去年のコンフェデ準優勝。全てが昨日の1勝につながってきたことを思うと、なかなか眠れませんでしたよ。今や、日本全土の老若男女を熱く燃えさせカタルシスを解放させているのは、政治家や芸能人や宗教家でもなく、23人の若い日本人と一人のフランス人監督とそれを支えている人達です。タダで観戦に来ていた小泉首相や森元首相はあのピッチに立つ者たちが国を動かすほどの勇気を祖国の人々に与えて、世界の隅々から尊敬のまなざしで見られているのを、きっと知らないでしょう。チュニジアVSベルギー戦は、前半から攻守の切り替えがめまぐるしい展開で、双方1得点。後半はベルギーが攻撃的な布陣で流れにのりボールを支配。チュニジアは堅守からのカウンター何度も攻撃を見せ、互いに得点へのいい形を作ったが決定力を欠いて引き分けました。最終戦は、日本VSチュニジアとロシアVSベルギー日本はチュニジア戦で引き分け以上だと、無条件で決勝トーナメント進出が決まります。負けても、他国の結果次第では進出の可能性が残るんです。ここは昨日のような采配で、手堅く勝ちにいってもらいたいものです。韓国VS米国戦は、韓国がボールキープ率と敵陣プレー率で上回り、15本のシュートや7回のCKにつなげながら、得られた得点は1点のみで、決定力が足りず勝てる試合を引き分けてしまいました。ポルトガルVSポーランド戦ポルトガルが持ち味の中盤での強さを取り戻し、フランスリーグ得点王のパウレタのハットトリックもあり、4-0で快勝。D組も目が離せなくなってきましたよ。次は調子のいい韓国との試合です。韓国も決勝トーナメントに進んで欲しいけど、フィーゴファンなので、どうすりゃいいのか。あ、ポーランドが米国に勝って、ポルトガルと韓国が引分ければ、ともに決勝トーナメント進出か・・・そんなに予想どおり行かないのが、サッカーの魅力でもあるんですが。 ↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。↑コーラのオマケの似ていない稲本フィギュア(ユニホームはアーセナル)と我輩。←今日の空はどうなの?