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2002年05月13日(月) あっ!とその時!ワクチンが足りないよ〜。

★★本日の更新★★

Linkにステキな日記書きさんのHPコーナーを設置し、
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ムサシママさんの『だんす うぃず どっぐず』
さちこさんの『CHOCOTTO』の5件を追加しました。

gallery(ORIGNAL CG)にCG『きみと ぼくと ここにある春と』をUPしました。



今日は昨日の朝日新聞の『天声人語』を読んで考えた

「この国のバイオテロ対策ってどうなってるの?」がテーマです。

実は、昨日書こうと思っていたのですが、

投票ボタンの是非について盛り上がっているので、

旬なネタは旬のうちにという訳で(笑)

(そのおかげで、今日のテーマの資料が色々と集まりましたけど。)

いや〜でも、エンピツ登録者が同じテーマで盛り上がることって、

ほとんど無いと思うので、楽しいと思いませんか?

本題に戻して、

昨年、アメリカで炭疽(たんそ)菌によるバイオテロが起こった事件は、

皆さんの記憶にも新しいと思います。

そこで、 米国は炭疽菌事件をきっかけに、

ワクチンを増産して、国民接種を検討しているそうだ。

他にヨーロッパ各国も天然痘ワクチンの確保に力を入れている。

米国がワクチンを増産し、今年度中に国民が接種できる量を確保する見通しだ。

日本でもバイオテロが起こらない可能性が無いともいえない。

現在、日本が保有するワクチンは約250万人分で、

欧米に比べると、スズメの涙ほどの備蓄です。

そのワクチンを製造しているのが、千葉血清研究所。

しかし、県による不採算部門切捨ての結果、今年の9月に閉鎖される。

そして、ワクチンも3月末にW杯のテロ対策に備えて

250万人分の製造をしてからはストップしている状態だそうですよ。

天然痘は空気感染するため、伝染力が強く、致死率も30%と高い。

世界保健機関が80年に撲滅を宣言したのち、

世界のウイルスは米国と旧ソ連の研究所に集められた。

しかし、旧ソ連の崩壊で、ウイルスが流出したという噂が今も絶えない。

そして、ワクチン接種の際、気がかりなのは脳障害を招く副作用で、

米国も頭を抱えているという話。

だが、千葉血清研究所が特許を持っている

「橋爪株」と呼ばれる弱毒株のワクチンはほとんど副作用がないそうです。

バイオテロの時代といわれる現代ほど、国民の安全確保のために、

国がさまざまなワクチンを備蓄しなければならない必要性が

高まっているときはないといえます。

しかし、まだ千葉血清研究所の後を継ぐメーカーは現れていません。

アメリカは、炭疽菌テロ発生時に、

炭疽菌より危険な天然痘でテロが起きたらひとたまりもない、

と天然痘ワクチンの増産を決めたのですが、日本では状況が逆行しています。

この千葉血清研究所が国内唯一の天然痘ワクチンの製造施設でもあったんですよ。

ここが閉鎖されると日本は天然痘テロに無防備になるんです。

一般メーカーは採算のとれるビジネスとならなければワクチンを製造しません。

今まさに、国の危機管理能力が問われています。

採算がとれなくても国民の生命と健康を守るために、

つくらなければならない製品があるのではないのでしょうか。

日本が備蓄をふやせば、日本だけでなく世界の安全に寄与することになるはずです。

ワクチンを大量確保し、バイオテロが起こった際の有事に備える

これも、小泉首相の言う「備えあれば憂いなし」なんじゃないでしょうか。

どうも、日本はこのような根本的かつ重要な仕事をすすんでなおざりにする傾向がありますね。

やれやれ、何だかんだ言いつつ政治家と官僚とその家族の分は

しっかりきっちり確保してるんでしょうね。

知ってると役に立つかもしれない炭疽菌対策




↑ バルタン星人に狙われる我輩。




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