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2002年04月27日(土) 危険ですから真似しないでください。

愛知の中学校で、給食の時間に早食い競争をして

中学生がパンをノドに詰め死亡した事件がありました。

最近の大食い早食いブームで、いつかなんらかの事故が起こるのではと

思っていましたが、まさか学校内での死亡事故とは・・・。

教育団体はこのようなことに関しては非常に敏感で、

PTAなどの団体が動き、

大食い番組が当面自粛の可能性もあるのではと危惧しています。

(ただでさえ、大食い=低俗(悪)と思われているのに。)

フードファイターの皆さんは、

特殊な訓練をして、大食い、早食いに挑戦しています。

言い返れば、食べる事のアスリートです。

中学生なら、TVを見ていてそれぐらいのことを分らないのでしょうか?

つまり、普通の常識があれば止められて当然かと思います。

そして、なぜ周りにいる他の生徒や教師は制止しなかったのでしょうか?

給食のパンを飲み込む早食い競技が危険だというのは

中学2年生にもなればわかるはずで、仮に周りの生徒が止めなくても

教師がなぜ制止できなかったのでしょうか。

(教師が席をはずしていたり、別の場所で食べているのであれば話は別ですが)

このニュースを新聞で読んで、不思議に思ったのですが、

死亡した生徒は、ロールパンを早食いした後、

サラダを食べ、牛乳を飲んでから倒れたそうです。

パンをのどに詰めたのなら、その時点で苦しむと思うのですが、

少し間をおいてから、のどにパンが詰まっていることに気付いたのでしょうか?

もしかして苦しんだ原因は、早食いではなく、

食べ合わせと食事前の日常動作で起こる、食物アレルギーの

アナフィラキシーショックが原因とも考えられるのですが。

外国では常識になりつつあるアナフィラキシーショックが、

日本ではまだあまり知られていないことが残念です。

テレビのまねをするというのは子供なら少なからず誰でもあることで、

正確なアナウンスの必要性を出さなかったFBCにも非はあるでしょう。

ですが、早食いを提案した生徒、止められなかった周りにも非はあります。

遺族の怒りの矛先が、それをなにも考えずに真似をした本人や、

あるいはその行為を静止できなかった人たちへ向かわずに、

大食い番組だけに向けられるのはフェアではないと思います。

なぜ大食い番組だけ責任をとらねばならないのか理解に苦しみます。

いぜれにせよ、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。




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