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2002年04月08日(月) また和平が遠ざかるのか。

衆院参考人質疑で、加藤紘一氏が議員辞職を表明した。

辞職するのだから、もうどうでもよいとばかりに投げやりな答弁に聞こえた。

日本の国会がごたごた続きで停滞している中、

世界はドンドン危険な方向に進み出している事にお気づきでしょうか?

イラクが米国の次の標的になった。

フセインは核開発している、その前に叩いてしまおう、

手伝わなくてもいい、オレは一人ででもやるからな。

まさにカウボーイの発想で、ブッシュは着々と戦争の準備をして、

チェイニー副大統領、パウエル国務長官が周辺国を説得に回っている。


一方、パレスチナでは、自爆テロがあいついでいる。

絶望と怒りが、憎しみしか生まない自爆テロの温床になっている。

ブッシュ大統領とイスラエルのシャロン首相の共通点は、

軍事力でシロクロつけようとするわかりやすいやり方。

口実も同じ「テロへの報復」だ。

彼らは絶望の背後にあるものをけっして見ようとはしない。

イスラエルは強国だが、イスラム諸国に囲まれている。

生半可な和平だとやがて追い出される、と恐れる。

「イラクを弱体化させない限りパレスチナ和平はできない、

というのが米国の立場」と外交関係者は指摘している。

テロを口実にイラクを潰せば、

シャロンにも妥協の余地が生まれるかもしれないが、

より大きな混乱が始まるかもしれない。

中東発世界危機になれば日本の経済はもっと悪化するとの見通しだ。

今、最も危険な人物は、恐るべき破壊力を持つ単細胞ブッシュ。

その米国に日本はまたしても追従するばかり。

攻撃が始まれば、また後方支援に回るのだろうか。







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名塚元哉 |←ホームページ