セで愛する阪神は開幕から7連勝! パで愛するロッテは開幕6連敗(泣) Jリーグで愛するヴィッセルは5試合終えて4敗(泣) 本日またしても書店で刺激的なタイトルの本を見つけた。 マークス寿子著 『自信のない女がブランド物を持ち歩く』 この人の歯切れの良い日本人批判が大好きなので、 この人の本はいつも買ってしまう。 なぜ、日本人がブランド品を持ちたがるのか理解できないと書いてある。 僕も同じ意見なのだ。 オーダーメイドしか身につけなかった祖父も生前、 「ブランド物なんて欲しいとは思わない。 高額な値段を払ってまで、マークがたくさんついたバッグを持って 自らすすんでブランドの宣伝をして回って何が面白いのか?」と言っていた。 日本人がどうしてブランド品を愛するのかが僕には分らない。 僕はブランドにはこだわらない。 洋服でも、自分の肌色に合うか、ズボンや他の服、靴や鞄と合うか、 何処に着て行き、誰に会うかなどを考えて購入する。 だから、洋服ダンスもブランドやメーカーが統一されていない。 僕が考えるに、他の人がブランド品を持つのは、 単純に美的感覚や嗜好のためではなく、みんなが持っているから買う、周りと同化して安心感を得たいという衝動と、 この本にも書いてあるとおり、日本人特有のヘンな自信をつけるためだろう。 ヨーロッパ人でも、ヴィトンを知らない人が多いのに、 日本人はほとんどの人がこのブランドを知っているし、10代で高価なバッグを手に入れたがる。 ああいうブランド物は、恋をしたり失ったり、 人を騙したり、人に騙されたり、楽あり苦あり、人生の紆余曲折、そういう年月を経た人が身に着けるから似合うのだ。 日本は洋服を着る歴史がまだ浅いもんだから、 ユニクロとヴィトンのバッグを合わせたりとヘンな格好を平気でして 醜態をさらしていることが分からない。 欧米人にとってのブランド品とは、丈夫で長持ちする物である。 高額を払って買った一流ブランドのバッグなどは10年〜15年は使い、 娘に譲り渡したりするような物なのである。 しかし、日本人は毎シーズンごとに買いかえたりして、周囲に見せびらかせたがる。 誰よりも早く手に入れ、ひと時の優越感と自信を得る事が何よりも大事なのだ。それと周りと同化して、個人的な自由を捨てる代わりに、個人主義にはない安心感を得ているのだろうか。 中身(人間性)がないから、ブランド品という名の鎧で身を固め、 見せ掛けの自信を作るのだ。近くの駅のスーパーでも、ブランド品に身をを包んだ女子大生を見かけるが、高額なカバンを持っている割に、買い物カゴには、パンの耳とスナック菓子とビールというお粗末さだ。たぶん、彼女達はブランド品を買うのにお金がかかるので、食費を削っているのだろう。そこまでして見せかけの自信を作る努力はある意味スゴイとは思うが、見せ掛けの自信に毎度大金を払うのならば、 人間性や心の豊かさのために 習い事などに同じ金額を払う方が数百倍も価値がある事に いつまで経っても気づかないなんて、 ヨーロッパ的個人主義を目指している僕から見れば、 日本人はやっぱりヘンだと思ってしまう。↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。