今日だけ、この日記ジャンルを『育児』に設定しました。また、明日更新する時は日常/生活に戻ります。『思い残し症候群』 この言葉をご存知の方は、まだ少ないだろう。 子供の頃の親との希薄な関係のため、思春期頃から体調不良に陥ったり、親に愛情の欠如に対する思い残しから、 リストカッター(自傷行為)、過食、拒食症、ひきこもり さまざまな少年犯罪に走ったりする。(自殺する前に他人を巻き添えにしようとバスジャックなどを引き起こす例) このような人たちが、思い残し症候群に陥っているのだそうだ。 子供の頃、いい子を演じて親の言いなり。 親に怒られないようにするには?とずっと考えたり、 親からの虐待(性的虐待も含まれる)を受けたりなど、 子供の頃甘えたいのに甘えられずに育つと精神に異常をきたす。 その出来なかった「思い残し」を「育てなおし」と称して治療する 香川大学・岩月教授のドキュメンタリーを見た。 カウンセリングの内容は 親にしてもらいたかった(もらえなかった)事を 岩月教授の家族が親代わりになり、患者と密接な親子関係を作り、 心行くまで思う存分させてあげるという“育てなおし”。 簡単に言えば、普通の家庭で子育てをする当たり前の事だ。 まず0歳からスタートする。 ほにゅう瓶でミルクを飲む。 添い寝して子守唄を唄ってもらう。 オムツをする。 徐々に成長しながら、 おんぶ、だっこ、肩車。 絵本を読んで聞かせる。 一緒にお食事。 一緒に買い物や遊園地に行く。 親子なら、ごくごく当たり前の楽しんだことを もう一度、最初から一つ一つやり直し、 心にあったすき間を埋める作業をする。 治療には数年かかるが、 治療を受けた人は、自立した一人の人間 新しい自分(本当の人間)に成長する。 このドキュメンタリーを観ると、 愛情のある子育てがいかに大事かという事が、また理解できた。 子育ては、一見毎日同じことのくり返しのように思えるけれど、 その子にとっては、そんな何気ない1日1日の出来事が 一生の宝になるのだから、その小さな積み重ねが大事。 教授が最後に語った一言。 「人は大人になるにしたがって、自分の世界を作っていく。 その世界が作れないと大人にはなれない。 人の子の親になり、子供の幸せを願えなかったり、 教育が出来なかったりする」 まったくもってその通り。親になれない親が多すぎる。 親を育てなおす学校が必要だ。 それともう一つ、 心療内科医、カウンセラーの皆さんも 患者に安直に抗鬱剤、精神安定剤ばかり処方するのではなく、 外国などに行って、育てなおし治療などの最先端医療を勉強して来い! 日本の医者達は、自分が楽したいからバンバン薬だすのよね〜。 治療には長い年月が掛かるが、患者さんのことを考えれば、育てなおし治療が一番だ。 最近、鈴木重子さん達が絵本の朗読会を開いたら、 予想に反して大人が聞きに行ったり、 30〜40代のお父さん達が、 食玩(オマケ付菓子)を、昔は1日1個しか買えなかったのを 大人になり金銭的に余裕が生まれたので、1度に大量に買いしめるような行為は 無意識に子供の時に出来なかった事を、 穴埋めしているのかもしれないと思った。現在、子育て中のお母さん、お父さんへ大人になって、我が子が苦しまないように、思う存分甘えさせてあげてください。たっぷりと愛情を注いで、豊かな人間に育て上げてください。(豊かといっても、目に見える物質的な豊かさではなく、心の豊かさです。)愛情の掛け方が、分らなければ、自分が子供時代にして欲しかった事を、我が子にしてあげてください。兄弟がいる親御さんなら、大人になって、兄弟の仲が悪くならないよう、分け隔てなく愛情を注いでください。結婚、育児を経験した事のない僕ですが、これ以上、苦しむ人を増やしてはいけないと思い、あえて言わせてもらいました。↑「いそげー!」 しかし、0秒03及ばず。↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。My追加←六甲山