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2002年02月09日(土) 次々とはきだした白い息は

77の国・地域からアスリートが集まってソルトレーク冬季五輪が開幕した。
約80カ国の人が犠牲になったあの同時テロの日から150日目の今日、
対テロ戦争にまだ終止符が打てない中
あふれはためく国旗に悲しみから立ち上がれと無数の思いがこめられた。
「内なる炎をともせ」をテーマに雪と氷の祭典が繰り広げられる。

開会式で驚いたのが、世界最高のチェリスト ヨーヨー・マと
最高のシンガー スティングの共演だろう。
“音楽”を知りつくした二人の『Fragile』の演奏は感動的だった。
極寒のスケートリンクの上のステージでは、
チェロを弾くのも手がかじかんだことだろう。
それでも、あのクオリティーの高い演奏を聞かせてくれた2人に
心から惜しみない拍手を贈った。
最近触ってなかったチェロを、久しぶりに弾いてみたくなった。

今回もたくさんのアスリートに感動をもらいたいが、夜中なのが辛い。
僕は脳と次の日も1日元気に活動するため、深夜0時には床に就く。
だから、朝起きて、「ニュースで○○さんが金メダルを獲得しました。」
と言われると、結果を聞いてそのVTRを見ることになるので、感動も薄れてしまう。
気になる競技だけ起きて見ましょうかね。
個人的に注目し応援するのは、
スピードスケートの笑顔のかわいい岡崎朋美さん。
精神的に追い詰められ、そこから復活した朋美スマイルを見る事ができるか。
今からとても楽しみだ。

〜『Fragile』の訳詩〜

肉体と鋼が一つになり
血が流れ
沈みゆく太陽の色に
乾いていけば
明日の雨は
その汚れを洗い流すだろう
しかし私たちの心にある何かは
いつまでも残る

この終幕は
生涯の議論に決着をつけることだろう
暴力からは何も生まれず
何もなし得るものはないのだと
怒れる星の下に
生まれた者はすべて
忘れぬようにしなければならない
我々はいかにもろいものであるかということを

延々と雨は降り続けることだろう
星からの涙のように
星からの涙のように
延々と雨は語り続けるだろう
我々はいかにもろいものであるということを
我々はいかにもろいものであるということを


こうして訳してみると、スティングが、この歌を
あそこで唄った意味がよく分りますね。


↑天使のしっぽ。






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