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2001年12月06日(木) 日本人は中途半端がお好き。

『ここがヘンだよ日本人!!』今回のテーマはバリアフリーだった。
僕自身も障害者なので、いつかこのテーマで日記に書こうと思っていた。
日本のバリアフリーは、ハッキリ言って中途半端です。
健常者が考えたバリアフリー。
「とりあえず、エレベーター、エスカレーター、スロープ作っておけばいいでしょ?
ほら、ありがたく思いなさい。」的な発想。
僕の利用している駅も「バリアフリー設置法」に伴い、去年改築されたのですが、
車椅子、お年寄りにはホームに下りてから、他の利用客が使用する階段、
エレベーターの横のスロープを通過しないと電車に乗れない。
かなり遠回りになってしまいます。障害者が利用しずらくなってしまった。
というか、健常の人すら利用しにくい作りになっている。
同じお金をかけて作り変えるなら、障害者の意見をキチンと聞いて
ちゃんとシュミレーションしてから設計しろ!
TVでも言っていたが、日本人にはそういう基本的な配慮、一緒に生きていくという考え方が足りない。
例えば、目の見えない方は公衆トイレは非常に利用しにくい。
他にも駐輪禁止の看板や地面に駐輪禁止の文字印刷しているにもかかわらず、
未だに道を塞がんばかりに駐輪は後を絶たない。
日本人は看板の文字さえ読めなくなったのだろうか?
誰かが置いてるから、次々に駐輪する。警察も駐輪禁止の張り紙を張るだけで、後は何もしない。
日本人の思いやりのなさがありありと目に見えて分る。
日本はこういった面では後進国なのだ。
『五体不満足』の乙武さんが、人気が出た時に、障害者が住みやすいよう、
もっとアピールするのかと思いきや、自分の楽しい事だけを選ぶ違う道に進んだのは残念だ。
そろそろ俺が言わなきゃいけない時代が来たか?

他に「頑張って」と声をかけるおばちゃんが多い話。
確かに、障害者は何かと「頑張ってね。」と言われる。
頑張って治る病気ならいくらでも頑張ればいいが、どうあがいても治らない人もいる。
この「頑張って」はその人の持つ障害や状態によってはいやみに聞こえる。
僕は「頑張って」と言われると、「頑張った様じゃ、君ももっと頑張りなさい。」と言い返します(笑)







名塚元哉 |←ホームページ