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2001年10月26日(金) 手を合わせる日々

作家の瀬戸内寂聴さんが26日、米英軍のアフガニスタンへの武力攻撃の中止を求め、断食を始めました。
瀬戸内さんは関係者を通じて、「テロは許すことのできない犯罪ですが、
武力報復も同罪。テロとアフガニスタンの犠牲者の追悼を祈願したい」とのコメントを出されました。
28日までの3日間、寂庵で写経をして過ごす。この間は水分以外は取らない。
91年の湾岸戦争時にも停戦を祈って断食をし、8日目に入院した事もあったそうです。
あれから10年、3日間とはいえ体力的に心配です。
アフガンでの誤爆で沢山の罪も無い人々が犠牲になっています。そして子どもたちが泣いています。
僕も毎日、眠る前に手を合わせお祈りしています。
こんな日がいつまで続くのでしょうか?
憎しみからは憎しみしか生まれません。そしてそれ以外は何も残らないのです。
ヴォーカリスト鈴木重子さんのエッセイ『天使のいる星で』にこんな一説があります。
「私たちの手は、この星の上で、何億年もの時間をかけて、ありとあらゆる生き物の進化の最後の、
最後に生まれた手。かぎづめも、ひづめもない、やわらかい手。
それは、武器を持たない手、つなぐための手、いとおしむための手、
それが、この星の願い、私たちの、本当の姿だと思うのです。」
人々はこの事にいつになれば気づくのでしょうか。







名塚元哉 |←ホームページ