ちょろりの役員様日記
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あたしのペットは、セキセイインコ(1歳8ヶ月)のはぐさん。 オスである。
毎日あたしの部屋で、「ピチュウ、ピッ」とかなにやら鳴いている。
特技はカラスの鳴きまね。外でカラスが鳴いてるのを覚えたらしい。 あと、「はーぐちゃんッ」と自分の名前を言える。 「はぐちゃん、ちゃーーーん」とも言っている。
あたしが籠の前に立つと、籠から出してもらえると思って、 入り口のところで準備して、首をかしげて待っている。
でも、触られるのが大嫌いで、触ろうとすると、 「ケケケケッ、ケッ」と鳴いて威嚇する。
とてもかわいい。
ウチは日中誰もいない、弟妹がいたとしても普段は無関心で、 「あの鳥」よばわり。
旅先から「はぐさん、元気?」と聞くと 「そろそろ、ポトッて落ちるころじゃん?」と返事される・・・(汗)。
はぐさんは日中ひとりぼっち。
毎日、鏡に向かって何やら話しかけている。
籠から出してやるとまず姿鏡に飛んで行き、写った自分の姿に 「はぐちゃんッ、はぐちゃんッ」と呼びかけ 次にあたしの化粧用のスタンド鏡に飛んできて そこでも写った自分の姿にひとしきり話しかける。
それに飽きるとあたしの肩に乗ってくる。
何だか、かわいそうな日常ではないか。
遊びにきたオレパンは、そんなはぐさんを見て、たいそう哀れに思った。 彼女は人間には冷たいが、動物にはとてもやさしい。 (将来はムツゴロウさんの農場のような家を持ちたいらしい。)
「はぐちゃん、鏡に写った自分しか友達いないの?かわいそう!」 「あたしが嫁を買ってやるッ」と言い出した。
「ちょろりー、何色のインコが欲しい? ピンク?」
オレパンよ。ピンク色のセキセイインコは見たことないよ・・・。
はぐさんには、あたしがうっとおしがられるくらいの愛情を注いでいるのだが、そろそろ、嫁もいいかな?と思っている。
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