昨日は遠くの公園まで遠征してみた。
自宅の最寄の公園は、いつ行っても小さい子供がほとんどいない。夕方になると小学生達がやってくるけれど、娘と同じ年頃の子供と会うことは滅多にない。そんな話をご近所の人にしたら「Y公園へ行くと子供がいっぱいいるよ。私が子育て中の時は自転車で遠征してたよ」なんて話を聞いたので、娘を連れて張り切って遠征など。
昨日は素晴らしいお天気だった。見上げた空は雲ひとつなく、上着をきたら汗ばむ陽気。週末だったら絶対にお弁当を作っていただろうと思う。
Y公園は話に聞いた通り、娘と同じ年頃の子供も多くて賑わっていた。面白い遊具もあったりして娘も大はしゃぎ。娘と2人で遊んでいたら、3歳くらいの男の子がやってきて、私の目をじっと見て「どうして1人で遊んでいるの?」と言った。どうやら彼は娘の姿が見えなかったらしい。「1人じゃないよ。赤ちゃんと一緒だよ」と言うと「ぼく、妹がいるんだ」と、自分の身の上話をしてくれた。おしゃべりが大好きな男の子だった。
娘を見ながら、しばらく彼とおしゃべりをしていた。彼は滑り台を滑ったり、1人で駆けっこをしたりと精力的に遊んでいた。と、彼が不意に空を見上げて言った。
「空が青いなぁ…」
なんだかこう…胸がキュウッとしてしまった。空が青いのは当たり前のこと。確かに昨日は素晴らしいお天気だったけれど、大人になると心の中でそう思ったとしても、口に出して「空が青い」なんて事は言わないものだ。見たままの感動をするりと口に出す子供の感性って凄いと思う。
彼が「バイバイ」と母親の元に戻った後で、私も「空が青いなぁ」と口に出して行ってみた。ちょっといい感じだった。
娘と一緒に暮らしていると、娘に教えられることも多いけれど、娘を通じて関わった子達に教えられることも案外多い。子供にハッっとさせられる瞬間って、かなり好きだ。これからますますそんな機会が増えていくのだと思う。楽しみだなぁ……って事で、今日の日記はこれにてオシマイ。