昨日は遊園地へ行ってきた。
毎年、エキスポランドでは「人が演じるお化け屋敷」ってのが開催される。プロの役者さんが迫真の演技で迫ってきて、相当恐いとの評判なので、行ってみたいと思っていたのだが、今まで一緒に行ってくれる相手がいなかったのだ。加齢と共に、遊園地に行ってくれそうな人も減り、もはや無理かと思っていたらば、意外な人が「あ。それ行きたい」と乗ってきた。その人は「遊園地なんて馬鹿にしちゃうタイプ」なのだが、かなりディープな横溝生史ヲタクで、今年のおばけ屋敷は『八墓村』だったのだ。ラッキー。
夕方からウキウキとエキスポランドへ。
お化け屋敷は、けっこうな行列だったが挫けずに並んださ。しかし、なんだ。お化け屋敷ってのは「入ってから」よりも、むしろ「入るまで」の方が恐いような気がする。案内係の人から「恐くて前にも後ろにも進めなくなったら大きな声で『リタイヤ』とおっしゃってください。係員がお迎えにまいります」なんてアナウンスを流していたりするので「そんなに恐いのか?」と心配になったり。
そしてお化け屋敷へ潜入。なかなか凝った作り。そして熱演・怪演する役者さん達。恐い……と言えなくもないが、見ようによっては笑える感じ。いい年した大人なので、死ぬほど恐いってこたぁ〜なかった。「それほどでもなかったね」とて出てきたのだが、その後、既設のライド型お化け屋敷に入ってみて「やはり人が演じるお化け屋敷って素晴らしい」と思った。子供の頃、あんなに恐かったお化け屋敷が恐くなくなっている事実に、甘酸っぱいものを感じてしまった次第。
お化け屋敷の後は乗り物など。いま、ちょうど遊具の図面を描いているので「あ。この遊具の座席、先週描いたんだ」とか思いつつ、遊園地を探索するのは愉快だった。急流すべりで水浸しになったり、観覧車に乗ったり。子供のように遊びまくる「みそじ〜ず」であった。日が落ちてからは、ジャズライブを聞き、閉演前の花火まで粘る。
花火を間近で観たのは何年ぶりかのことだったので、素で感動してしまった。遊園地の花火なので、有名どころの花火大会に較べたら、それはチンケな物だと思うのだけど。最近の花火は緑色とか、ピンクとかって色が鮮やかに出るものだのだなぁ。女性花火職人を描いた津村節子の『千輪の花』を再読したくなってしまった。
帰り道、食事もせずに遊びまくっていたことに気付き、途中、ラーメン屋さんで夕食。かなり遅い時間だったにも係わらず、ラーメン屋は満員だった。腹ペコで食べたラーメンは、いつも以上に美味しく感じられた。「これ以上、遊べない」ってくらい満喫した1日に感謝。
今日は午後から友人と待ち合わせ。気になるカフェに行く予定。お盆休みも後半に入って、やっと調子が出てきた感じ。昨日に引き続き愉快な1日になるといいな……ってことで今日の日記はこれにてオシマイ。