大阪は今日が高校の受験日だったようで、通勤時に駅や電車でやたらと中学生の団体を見かけた。私の利用している沿線は、比較的通勤ラッシュの緩やかな路線なのだが、それでも電車に乗りなれない中坊達は「毎日こんなの耐えられへんわ」などと大騒ぎ。「これこれ、お嬢さん。合格したら毎日こんな電車に乗るのだよ」と心の中で突っ込みを入れつつ、眩し過ぎる若さに目を細めてしまった。
「若いっていいなぁ」なんて思うのは年をとった証拠だというけれど、まさに然り。職場でそんな話をしていたら40代の人が「だけど自分自身の中では。年を取ってもあの頃と中身はちっとも変わっていないのにねぇ」と感慨深げに語っておられた。
確かに根本的な性格やなんかは変わらないような気がするが、私の場合は良いにつけ悪いにつけ、変わってしまった部分の方が多いような気がする。変わらなければ「あんなこと」も「こんなこと」も乗り切っていけなかっただろうなぁ。変わらないのは、ぐるぐるに巻き上げた細い芯の一部分だけに過ぎない。変わってしまったことは、ちょっぴり寂しくもあるけれど、むしろ誇らしい。今朝、見かけた中坊達はどんな風に変わっていくのだろうなぁ。どうせ変わるなら、彼らが望む姿に。それぞれが望む形の数だけ変わっていけると良いですなぁ。
そりゃそうと。
そこここの庭で水仙が花盛り。1番好きな花は『白い木蓮』と言い切ってしまう私だが、香りだけなら水仙の方が好きだ。もしも水仙の花束を持ってプロポーズしてくれる人が現れたら、そのままの勢いで結婚しちゃうだろうなぁ……ってくらい、あの香りには惹きつけられてしまう。見た目的にはスタンダードな形をした白いのが好き。隠居してジャム屋を開業したら、白い木蓮の木の下に水仙をワサワサ植えるとしよう。
水仙からはじまって、白い木蓮、スノードロップ、雪柳、白薔薇、鈴蘭、白百合、白萩……季節ごとに白い花が咲くホワイトガーデンってのも浪漫ちっくで良いなぁ。「似合わねぇ」とか言う突っ込みは受け付けませんので悪しからず。ホワイトガーデンを夢見つつ、今日の日記はこれにてオシマイ。