白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
今朝、出勤するべく靴箱の扉を開けたらば 履く予定にしていたブーツが無かった。 そんな馬鹿な…… 昨日も同じブーツを履いて出勤したのだから 失くすなんて、ありえないのに。 そして私は気がついた。 昨日はブーツを履いて出勤したのに 会社にブーツを置き去りにして帰ってきたってことを。 私は会社用として、おいている革靴を履いて帰ってきたってことを。 そして、私はブーツを置き去りにしたことを 翌日になるまで気づかなかったってことを。 いままで「制服」を着て働いたこともなく とうぜんながら「会社用の靴」なんての持った経験もないのだけれど 転職して2週間が過ぎ、そろそろ制服にも慣れてきた頃に そんな道化たことをしてしまうだなんて…… まるでウワバキを履いたまま帰宅する小学生のようではないか! ランドセルを置き去りにして帰宅する小学生のようではないか! ↑ちなみに私はウワバキで帰宅したり ランドセルを忘れたりする小学生だった。 仕方がないので、今朝は会社用の革靴をはいて出勤し 昨日、会社に置きざりにしたブーツをはいて帰宅した。 こんな「うっかり」をしでかしてしまうと言うことは そろそろ職場に慣れてきたってことだろうか? 最近では、なにげに環境に馴染んできていて ちょろちょろとボロが出がちではあるのだけれど。 それにしても……である。 ちょくちょく、やってしまいそうな予感がして嫌な感じなのだ。 せめて会社でスリッパとか、ツッカケを履いているなら そうそう間違えることはなさそうだが 普通の靴なだけに、微妙に違和感なく帰宅できてしまうのが問題なのだ。 むろん、道行く人が私の足元に目をやっても違和感は感じないだろう。 しかし、私と同僚は知っているのだ。 通勤用の靴を置き去りにして帰宅しているってことを! 手にマジックで「靴を履き変えて帰ること」って書きたい気分である。 もう、2度と会社用の靴では帰宅しないと心に誓ったところで 今日の日記はこれにてオシマイ。 |