白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年10月01日(火) たまには小洒落ていないお店で。

最近、外へ食事に行くと「創作料理系」のお店がやたらと目につく。
「創作料理系」のお店って
リーズナブルで美味しいところが多いように思う。
味的にも、雰囲気的にもハズレには行き当たったこともないし
比較的、どの料理も美味しかったりすることが多いのだけど
「創作料理系」ってのは、案外心に残らないことが多い。
あまりにも凝り過ぎた料理が多いからか?
それともリーズナブルにするために素材がさほど良くないせいか?

たとえば……である。

とれたて野菜と地鶏の和風サラダ(黒胡麻マヨネーズ仕立て)
↑創作料理系のメニューって、やたらと長い名前が多い。
なんてメニューがあったとする。
名前の雰囲気に心惹かれて、注文したとする。
レタスだの、キュウリだののサラダが大皿に散らしてあって
その上に、地鶏のタタキのようなものが乗せてあって
黒胡麻の入ったマヨネーズが美しい模様でトッピングされていて
実際に食べてみると「けっこうイケル」ってなことになるのだけれど
感動するほど美味しいと言う訳でもなくて
美味しいんだけど、優等生ちっくな感じだったりして
「もう1度食べたい」というほどのインパクトがなかったりする
……なんてことが多いような気がする。

昨夜は元・CADオペレーターの相棒と食事に出掛けた。
近くに有名な創作料理のお店があったのだけれども
「最近、創作料理って、どこで食べても同じなんだよねぇ」
……と意気投合して「フランス料理風の洋食屋さん」へ行った。
それほど凝った料理は出てこなくて
ふた昔前は、すっごく洒落たお店だったのだろうなぁ……
なとど思わせるような、ひねりのないメニューと内装だったのだが
スープも、サラダも、魚のムニエルも、普通に美味しくて
ここのところ小洒落たお店ばかりを追いかけていたので
妙に美味しくて、なんだか新鮮で、やたらと満足してしまった。

前菜、スープ、サラダ、パン、メインディシュ2品
食後にデザートとコーヒーか紅茶がついたコースで2500円也。
いくら大阪が食都だと言っても、これは安い。安す過ぎる……
知らないだけで、安くて美味しいお店ってのは
案外多いのかも知れないなぁ……と思った。
おかげで「小洒落てない店」を探すのがマイ・ブームになりそうな予感。
最近、お店の新規開拓をしていなかったのだけれど
フロンティア・スピリットに火がついてしまった感じである。

新しい目標について書いてみたところで
今日の日記は、これにてオシマイ。


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