白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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2002年07月23日(火) 三十路の憂鬱?

先日、幼なじみのYちゃんから久しぶりにメールがあった。
「遊びのお誘いかのぅ?」とてウキウキとメールを開いたら
ちっともウキウキとは言えない内容だった。
メールのテーマは三十路の憂鬱……
そう言えば彼女は25歳になる時にも同じようなことを言っていたような。

彼女は三十路になるのが嫌で、憂鬱で、不安だと言うのだが
残念ながら、私自身は、そういうことを感じなくて
30歳の誕生日も、しみじみ嬉しかった。
むしろ「年をとる」ということを楽しみにしている部分もあったりする。
尊敬している年上の友人・知人のレベルに
一歩近づけたな……みたいな。
↑実際は私が年をとれば、彼らも年をとるので
 その差は縮まらないのだが。

幼なじみは数年前に保育士を辞めてから定職についていない。
肩書きを付けるならば「家事手伝い」とか「ぷーたろー」
愚弟も休職中だったりするし、家族の介護で休職している方も知っているし
人それぞれ事情ってものがある思うので
定職についていないのが悪いと言うつもりはないのだが
やはり心身共に健康で「暇」なのは良くないよなぁ…と思ったりした。

年齢的に(出産とか、そういう意味で)結婚を考えるのも良いと思うし
そうでないなら、将来的なことを考えて
アルバイトからでも仕事をはじめたらどうかな?
……などと、とっても優等生ちっくな返事を返してみたらぱ

結婚なんてしたいと思わないけど仕事をする自信もないし……
私って、嫌なことは先送りしちゃう性質なの。
白蓮ちゃんは、しっかりしてて羨ましいよ。
私はまだまだ子供だから……云々。……とのこと。

私は平均値よりも多少しっかりしているかも知れないが
独身者の気楽さも手伝ってか、生っちょろい部分も多いのだが……
それより、なにより「私は、まだまだ子供だから」ってのが気になった。
どう考えても、もう子供とは言えない年齢ぢゃなかろうか?
「現役の子供」から見れば、立派に「おばさん」なお年頃なのだ。
メールを読んで、思わず、遠い目をしてしまった。

「自分の将来のことだから、ちゃんと考えた方がいいと思うよ」
などと、ありきたりな返事をしてしまったのだけれども
なんとなく後味が悪かった。もう少し親身になっても良かったかな…と。
どんなに周りの人間が提案しても
「首に縄付けて」本人を動かすことなんて出来やしないしな。
などと思うあたりは、ちょっと非人情と言えなくもない。
次に会う時にでも、また話をしてみようかと思ったりした。

そして今夜はYちゃんと食事に行ったのだが……言えなかった。
なんちゅ〜〜か。その……エネルギー不足と言うか。
「うん。うん。そうかも」なんて生返事をしてお茶を濁してしまった。
大人ってズルイよね…って自分で思って、1人肯いた夜だった。

同じ年といっても、ひとくくりには出来ないよなぁ…とか思いつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


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