白い木蓮の花の下で  

    ~逝くときは白い木蓮の花の下で~

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2002年05月03日(金) 江戸漫遊Ⅰ ~ココなら住めると思った~

日頃の行いが余程悪かったのか、江戸漫遊、記念すべき初日は雨だった。
前途を呪うかのような雨ぢゃのう……と不貞腐れていたらば
大阪を離れたとたんに雨雲は退散。ちょっとついてるかも♪
久しぶりの新幹線、初めての1人新幹線に興奮したつつ
持参した本には目もくれずに車窓の景色を眺めていたらば
大阪~東京の3時間なんて、アッちゅ~間だった。

江戸漫遊、最初の食事は「もんじゃ焼き」
同志Fと「月島」ってところで待ち合わせて
「もんじゃ焼き」を食べさせてくれるお店へ行った。
関西人なのに「お好み焼き信仰」のない私は
「もんじゃ焼き」を楽しみにしていたのだけれど微妙な味だった。
……と言うか、味の方向性が定まらない食べ物と言うか
塩、醤油、ソース、七味……なにを掛けて食べてもOKって??
「もんじゃ焼き」の通人と一緒でなければ
「もんじゃ焼き」の良さは理解できないのかも知れないと思った。
ストレートに言うと「イマイチ美味しくなかった」のである。
不味くもなかったのだが、なんとも微妙で、がっかりだった。

「もんじゃ焼き」はがっかりだったが「月島」という土地は素晴らしかった。
大都会、東京とは思えぬような懐かしさのある場所で
大阪にも似たような雰囲気のところがあるのを知っているだけに
「東京でもココなら住める」と思ってしまった。
金物屋があって、本屋があって、食堂があって、米屋があって……
下駄履きで、ウロウロできそうな、なんとなく気安い町だった。
やっぱり人間の住むとこって、似たりよったりなのかなぁ~
などと嬉しい気分に浸りつつ、月島を離れて
次は、月島とは似ても似つかぬ北青山へ。

表参道にあるハナエ・モリビルの骨董街にある「人形屋佐吉」を訪ねた。
憧れの人形作家「恋月姫」の人形と初の対面。
はぁぁぁ。素敵だった。写真で見るより何倍も素敵でウットリ見惚れる。
生っぽいと言うか、なんと言うか……幸せ過ぎる……
そして、さらに幸せな出来事に遭遇。
人形屋佐吉が主催する人形展が別の場所で開催されているとのこと。
これは行かねばなりますまい!
翌日、人形展へ行くことを決意して
3泊お世話になる、同志Fのアパートへ帰った。

同志Fのアパートは……まるで……動物の棲み家のようだった。
予想はしていたのだが素晴らしくて笑ってしまった。
座る場所確保しようとて荷物を掻き分けていると
私と同志Fを甘やかせてくれる3人の先輩から牛肉が届いた。
↑私は個人的に彼女達をスリー・エンジェルズとお呼びしている。
Hさん、Iさん、Nさんのいる西に向かって合掌しつつ
素晴らしい牛肉を調理して、その夜はワインだのチーズだのを並べ
同志Fとミニ・パーティ♪
ここは夜通し飲むべし……となるはずだったのだけれど健全に就寝。

飲み明かすパワーがないくらい年取ったんだなぁ~~~と思いつつ
それでも楽しい夜に満足しつつ
江戸漫遊、第1日目はつつがなく過ぎていったのだった。

江戸漫遊Ⅱに続く……


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