白い木蓮の花の下で ~逝くときは白い木蓮の花の下で~ 目次|過去|未来 【検索からお越しの方へ】
乙女な母が言うのです。 いま、上映中の『プリティ・プリンセス』が観たい』のだと。 私は俗に言うところの「シンデレラ・ストーリー」というものが あまl好きではないので、出来れば遠慮したいところなのですが なにしろ先週、足の手術の後の抜糸を済ませた母なので 月曜日からはじまる、私の3連休中に連れて行ってやらねばなぁ…… などと、思っちゃったりしています。 「シンデレラ」はグリムやペローなどが作品化した名作御伽噺ですが 女性の間では、意外と好き嫌いがハッキリしているようで 「シンデレラはやっぱりお姫様の基本だわぁ」って方と 「幸せを待ってるだけの女は嫌い」って言う方がおられるようです。 ちなみに、私は、どちらの考えにも属していなかったりします。 だって私にとっての「シンデレラ」は好きでも嫌いでもない 「無関心」としか言いようのない物語なのですから。 「シンデレラ」は青い鳥を待つ女の代名詞のように使われがちですが 私は「それは、ちょっと違うんぢゃないかい?」と思っています。 シンデレラが幸せを掴んだのは 苦境の中でも、ひたむきに、誠実に、日々を過ごした結果でありましょうし 彼女がそんな人間だったからこそ お節介な魔女が登場したのでありましょうし 「棚ぼた」的な幸せに回り逢ったシンデレラが もしも人生に諦めて「ガラスの靴の片方」を捨てていたりなんかしたら 「自分が、あの時の美女である」という証明はできなかったでしょう。 ↑足のサイズの同じ女なんて国中捜せば、他にもいるでしょうから(笑) 私の中での「シンデレラ」は「青い鳥を待つ女の物語」ではなくて 純粋で単純な「女のサクセス・ストーリー」でしかないので さほど、好きにも、嫌いにもなれなかったりするのです。 ちなみに世界に数ある「お姫様物語」の中で 私が、いっとう愛しているのは「人魚姫」だったりします。 寒い北の国で出身の作家、アンデルセンが残した、あの名作童話です。 「不幸な恋」の代名詞的に使われがちな、あの作品です。 物語的には「不幸」な物語を歩んでしまったのだけれど 私は、どうしても人魚姫を愛さずにしいられないのです。 だって、あなた…… 惚れた人と一緒に居たいという、ただそれだけの想いから 自らの声と引き換えに「足」を手に入れて ↑現在に置き換えると整形手術をした…って感じでしょうか。 叶わぬ恋と知りながら、肉親達がすすめる「安楽な道」を蹴っ飛ばして ただひたすらに「わが道」を貫いた、あの異種族の女性に 私は深い憧憬と、賞賛を抱かずにはいられないのです。 強い……強すぎるぜ……女の中の女だぜ…… 愛も強けりゃ、意志も強い。 結果的には「不幸」であったかも知れないけれど そこまで「我」を貫き通すことができた彼女を 私は「不幸な女」だと決め付けることができないのです。 ……なんちやってね。 屁理屈を書き連ねてしまいましたが ようするに私は情の深い女(あるいは男)が好き…ってだけみたいです。 シンデレラで描かれていた恋物語は あまりに刹那的で「情」が感じられませんもの。 ↑「めでたし。めでたし」の後で「情」が生まれたかも知れませんが。 恋の陶酔に「ドップリ」浸かって旅立った人魚姫は 幸せ者だったのではないかなぁ……なんて思ったりしています。 そんな話はおいといて。 私は近いうちに恐らく『プリティ・プリンセス』を観ることになると思われます。 この際ですからストーリーはともかく 「豪華なドレス」とか「きらびやかなティアラ」でも鑑賞して それなりに楽しんできたいと思います。 まずは明日も頑張って仕事に行かねば…… そんな、こんなで、今日の日記は、これにてオシマイ。 ***************************** ここのところ、ちょいと「くたびれモード」なので ネット接続時間が激減しております。 あちこち不義理をしつつ、メールも溜めておりまするが 「日記」や「HP」見てるだけ~~~は続けています。かたじけない。 ↑それなのに自分の日記と掲示板だけはフル稼動中(^^ゞ では、みなさま方、明日も良いお休みを。 明日もお仕事の方は、頑張ってお仕事を。 白蓮@読み逃げ・押し逃げ・通りすがり名人 拝 |