結婚って怖いですねー。
最近、やたら結婚怖いんですよー。 もう憧れる年齢でもないからだと思いますけど。
責任が増えるから怖いってよく言いますが、 いまいちピンと来てなかったんですよね。 何の責任なのか、どういう責任なのか、 それが増えるとどうなるのか。
単純にまず、私は命を預けることになります、配偶者に。 すごく大雑把に言うと、生きるか死ぬかの決断を、 配偶者に与えることになるわけです。
極端な例だけど、私の出産時に何か起こり、医者が、 「母体か子供、どちらかしか助けられませんが、どうします?」 って聞くのは、私の親でもなんでもない、私が選んだ配偶者です。 私に意識があれば成人しているし私が決めれるような自分に関することを、 私の意識がなければ決めるのは配偶者ということに…。 怖い!深い部分で繋がりあっていないと、その意見を委ねられない!
もちろん、全く逆のパターンを私も委ねられることになります。 子供を生んだ場合、その子の命の責任も私と配偶者が預ります。
おおお怖い。
そこに全てが集約されてます。預けて、預けられます。
私は食事を作ることにより、生活習慣病の危険を預ります。 もし、何らかの事情で私が働けなくなった場合、 配偶者に私の生活する糧をお願いすることになります。 もちろん逆の場合も然りです。
今まではそれを全て親に頼っていたわけで、 もしも私が職を失えば実家に少しぐらいなら居させてもらえるだろうし、 私が病気になったら無条件で親が看病してくれました。 もちろん、その私の命は親に預けていたわけで、 生んで育ててくれた以上そこに異論も不安もなく預けていました。
しかし、結婚してしまえばそれを配偶者に。 生んでくれたわけでも育ててくれたわけでも、 ましてや一つ屋根の下で生活したこともない配偶者に預けるわけです。 そして全く同じように、自分も人の命を預るわけです。
それが、配偶者を得るということなのですよ。
今までの一番の家族って、やっぱり親で兄弟で、 当たり前に思ってたけど、それが配偶者になるわけです。 私の「家族」は親兄弟よりも配偶者の方が優先になるわけです。
(だから、嫁入りだの婿入りだのって言葉には、 "私の中で"ならないだけの話なのです。 どっちも預るし、どっちも預けるし、 一番が私達の家庭になり、次が双方の実家ってことになるわけだから。 嫁に入ったり、婿に入ったりしたほうだけが預ける、とか、 旦那実家が一番で次が私達の家庭ってわけじゃないじゃないから、 日本語的におかしいんじゃね?って思うんです。)>某氏
怖いよーーー
成人って怖いーもう28目前の女が、 周りに子持ち旦那持ちも多い女が、 今更何を言うんだって感じだろうけど、 これが28年実家で過ごして一人暮らしもしてない女の心境ですー。 お子様なんですうううう。
と、いいつつ、ここまで考えられる以上だいぶ覚悟できてる、 ってことなんだろうなとも思ってます。 男の人の方がもっとプレッシャーだろうなと思うけど。 でも、いつかは通る道だもんね。気楽に行かないと潰れるよね。
昔の人の方が、責任の所在がはっきりしすぎてて辛かったかもね。 男は養い、女は家庭を守るみたいなのが。 現代では男女どちらも、仕事も家庭もしなきゃいけなくて、 責任分散できてるんじゃないかなぁ。
|