メル子的日々思想

2008年11月12日(水) 持たない暮らし

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持たない暮らし、やっぱ憧れるわー。

で、某巨大掲示板で「極限まで物を持たない暮らし」というのを読んだ。
さすがにこれは無理、と思いました。
テレビや掃除機は当たり前として、
洗濯機やベッドまで持たないんだもん。
立って寝るとか、無理がありすぎる。

ほんとは家を出たらテレビのない暮らしがしたいんだよねー、
テレビなかったら必然的に録画関連も不要になるし。
テレビボードなかったらリビングめちゃ広く使えると思うんだけどなー。
けど某氏がテレビっ子だから仕方ない。
取り上げて変な趣味に目覚めてもいけないし(笑

時々、持たない暮らしってどーなんみたいなことを言われるので、
(テレビ不要ってのが一般人には極端に写るみたい)
私の考える持たない暮らしを書いておきます。
何回も書いてる気がするけど。改めて!


生活に必要なものはきちんと選んで買う、それ以外は買わない。
当たり前じゃね。


昔々、私は汚部屋住人でした。足の踏み場もなく、
部屋は散らかり放題で、服も散乱。
片付けなんて月1すればいいほう、掃除などもってのほか。

その上もちろん収集大好き。
好きなキャラクターができればグッズを集めまくり、
部屋をぬいぐるみでいっぱいにするに飽き足らず、
携帯ストラップをそのキャラクターで10本以上つけ、
おまけのために不要な飲食物買いあさる。
そうやって貯めたものが捨てられず大量に部屋に山積み。

それが今やいつだって人が呼べる部屋になったわけですよ。


基本大きな2つの考えに至り、そこに全てがあるなと思いました。
1.使わないのが勿体ない
2.床は固定資産



1.使わないのが勿体ない(使えないのが勿体ない)

小学生の頃、りぼんの付録のレターセットを大量に所持していました。
中学生になると、りぼんの付録って恥ずかしくて使えない。
けど好きな作家さんのその時点での絵柄って今ここにしかないから、
捨てるわけにはいかない…とひどく持て余した記憶があります。

悩んだ挙句取った行動は「使う」でした。
それはもう湯水のごとく授業中のお手紙回しで使用。
レターセットってまた特殊で、書いたお手紙(便箋)は戻ってこない。
使用してしまうと価値が下がる気がする。

でもそれは全部違う!レターセットはレターになるべく生まれてきた。
レターセットたちは、もしかして私以外の手に回っていたら、
遠く転校した親友への手紙をわくわくしながら書かれていたかもしれない。

そしてもし、小学生時代使っていれば、もっと嬉しい気持ちになれたかも。
旬のものは旬のうちに使わないと…損する!!!!!
これが、使わないと勿体ないと思った最初です。

気に入ったキャラグッズを勿体なくて使えないうちに時期が過ぎたり。
気合入れてやってた趣味をやめてしまったり。
そーゆーことを繰り返して現時点ではサクサク使い切る人になりました。

今はもらったメモ帳はすぐ使っちゃうし、
物を買ったときの紙袋も一定量しか置かない。
使い切れない量もらった時はあげちゃったりね。

使えないと勿体ないってのも同じ。
もちろん、使いこなせないものを買わないようにして、
身の丈にあったものを使う事も大事だけど…

「かわいくて使えない」「勿体なくて使えない」って物。
正直なところ、あってもなくても同じです。
これがなくなると私の存在そのものが揺らぐ!
てな気持ちになるものは捨てなくていいし、捨てたくないけど、
それ以外は案外大丈夫だったりして…

その分部屋が広くなって、スッキリして、
心にゆとりが生まれるかも…って思ってます。

案外「持ってる」って重い。
部屋に置いてるだけじゃん、重くないって思うだろうけど、重い。
いつか不要になるかもしれない…ってリスクは、
全くゼロのようで心の中に確かにある。

実際1コーナー丸っと捨てて御覧なさい。
すんごい軽い気持ちになるから!
そもそも体はひとつしかない。
使えるものって限られてる。


2.床は固定資産

これは「さおだけ屋はなぜ〜」で読んだんだけど、感動したから。
簿記の概念なくても分かりやすいように書いてあったから、
読んでもらうのが一番いいんだろうけど…

今家にあるものは、お店でいう「在庫」です。
生活=企業の営業活動と考えると、
家にあるもの=在庫となります。

在庫がいっぱいあるっていいこと?悪いこと?

在庫があると、それを管理する費用が必要になります。
例えばカレー屋さんでにんじんを大量に購入すると、
にんじんを保管する倉庫が必要になり、家賃が必要。
冷蔵庫かクーラーをつけるという維持費も必要。
それだけでなく今はゴミ(皮)にも処分料が必要。
物を持つということはとかくお金がかかる。

その上での売上なのだから、たくさんにんじんがあるより、
今日使うにんじんだけを仕入れて使い切れば、
倉庫の家賃も、クーラーの電気代も不要。

つまり、必要なものを必要なとき必要なだけ買い使うのがベスト。

ぬいぐるみを大量に所持し、部屋を占領するとどうなるか。
部屋の床がなくなります(場所代が必要)、
たまには掃除しないと埃まみれになります(維持費が必要)、
見て癒されます(プライスレス)、
廃棄するのが大変です(労働力という人件費が必要)。

このプライスレスが大事です。プライスレスはタダです。
つまり、何にも売り上げてません…。

このプライスレスに見合うレベルで物を買わないといけません。
場所代というのは一見タダのようで、これが一番高い買い物。
だって、その場所を買おうとしてください。
不動産ですよ。場所によりますが1坪○万円しますよ。
その上固定資産税とられますよ?

物を置いている床=固定資産税を支払っている、
と同義です。ほんとに。

そして企業の支出で一番高いもの、それは「人件費」
あなたが何気なくそのぬいぐるみを置いたこと、
それにより固定資産税と人件費がセットでかかっている!
勿体ない…。

ま、ここまで突き詰めて考える必要はないんだけど、
そう考えるようになってから物を床に置かなくなった。
物を増やさなくなった。
そうしたら片付き始めた。みたいな。


これを極限までやると、最初に書いたような、
洗濯機もベッドも使わない暮らしになるんだろうけどね。

できれば食器も1セットあればそれでいいよね。
家具は極力ないほうがいいよね。
家電だって…って感じになってきちゃうんです。

際限なく買っていいってものはネイルグッズだけにして、
他のものはかなり吟味して買うようにしてます。
物は買えても土地は買えない!って考えるとセーブできる。


そんな感じです。時間なくなったので終わり(笑


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