メル子的日々思想

2005年08月10日(水) でもマジで焦った。

落ちたら死ぬ、ってほどじゃない、
高さ3メートル幅30センチないぐらいの塀の上にたたされて、
後ろからじわじわって壁が迫ってきて、
とりあえず一生懸命前に逃げるんだけど、
塀には終わりがあってその手前で止まらざるを得なくて、
それでもゆっくり壁は迫ってきて、
私の背中にとんっと当たったところで壁の動きは止まって、

うわ、やばい、どうしよう、落ちる、

と思ってバランスを崩し、
でもなんとかかろうじてまだ塀の上、
…その瞬間に受身を取るべきなのか、
塀に手をかけようと頑張るべきなのか、
壁にしがみついてみようか、
やれる限りのことを考え、
ひょっとしたら羽が生えないだろうかとか、
私、3メートルぐらいジャンプして下りても大丈夫じゃない?とか、
案外高く見えるけどそうじゃなかったりして、
なんて楽観的なことも考えたり、
でも落ちたら確実に骨は折れるだろうなとか、
きっと痛いだろうなとか、
折れるのは肩からだろうかとか、
この場合入院保険は使えるんだったっけとか、
どうせ折れるのならあまり使わないところをとか、
最悪のケースも考えて、
それでもバランスを保とうと一生懸命になる瞬間の気持ち悪さ、

それを精一杯味わったところで、
後ろの壁がまた動き出し、
あぁもう知るか!!!
と目をつぶり、ジャンプで飛び出した。


私はちゃんと着地していた。
足はちょっとしびれたけど、
外傷も何もないキレイなもので、
安心したけど怖くなった。


塀の上に立たされた理由も、
壁が迫ってきた理由も、全部知っているからだ。


終わっても気持ち悪い感じが残る。
知らなかった。これが    。


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