うちの会社、某高級住宅街にあるんですよ。
松山の山の上の。

カーポートにフツーにベンツやらBMWやらが止まってて、
町内会費が月1万円だの、
警備会社に警備を頼んでるだの、
そ〜いういわゆるセレブな生活してる人達がいっぱい。
銀行のお偉いさんを退職した人だとか、
市役所で偉いポジションにいる人だとか、
医者だとかが家建てて住んでるのですよ。

で、昨日はたまたまゴミ出しの日で。
いつもなら捨ててくれる人がしんどそうだったので、
代わりに捨てますよ、と言って代わってあげました。

ゴミ出しのところまで車を走らせると、
前に深緑色のBMW。全く同じ道。
そしてゴミ出しのところで止まったのです。

「あーやっぱりここらのオバは車が違うねー」

と思いつつ、ぶつけるのが嫌だったので
その車の5メートルぐらい前に停車。

彼女はBMWから一生懸命ゴミ袋を3袋も4袋も出していました。
が、目が悪いのでどんな人かは近くに行くまでわかりません。
白い前掛け（？）のようなものが見えたので、

「おいおいこのオバ、エプロンつけたまま来てるよ…」

と思いつつ、私は1袋だけなので、
一生懸命車の中からゴミ袋を出している彼女を尻目に、
金網の中のゴミ捨て場へゴミを入れる。
すると、ゴミ捨て場から出てきたところで、
その彼女が「すみません」と満面の笑顔…。

年の頃は私と同じ〜2、3歳年上。
エプロンかと思ったら実は既に春の装い、スプリングコート。
とてもキレイな肌にメイクのおしゃれさん。

私の想像しているエルメス子たんそのものじゃーーーーん！！！

まじかよーーーー！！！

「いえいえ」と笑顔でお返しするけど勝てず。
BMWの横に置いてあるゴミ袋の中身をチラ見すると、
「梨」とか書いてある高級そうな果物の箱なの！！！
あのダンボールで届くやつ。
ちょっとおっきいさー。
あれあれ。あれなのさ。

もーなにさー

おばさんじゃないじゃーん

しかもさー、ちくしょーもうセレブなんだよBMWって。
深緑がさー、オバ深緑じゃなくて、
キレイな深い色に見えてくるじゃん！！！

でもみかんの方がかわいいもん！！！（負け惜しみ）

てめーなー、

「その梨の箱はちぎって捨てないんだったら資源ごみなんだぞー！！！」
（捨て台詞