有り得ないこの喪失感。
いや、当然なんだ。 これがあるべき姿なんだ。 ちゃんと決断できた私を褒めよう。
想像してたのとは少し違った。 もうあの頃のように取り乱すこともなかった。 駄々を捏ねることもしなかった。 きっと私も大人になったんだと思った。
人生において手に入れられるものは限られてる、 ってことにほんとの意味で気づいてしまったら大人になると思う。 どうしても諦められないものの一つだったんだろう。 だから当時あんなにも縋ったんだとも思う。
ちゃんと消火できたかなんてわかんない。 ひょっとしたらどこかで燻ってるかもしれない。 でも私にはいま大事にしたい火があるのです。 何を差し置いても。
今なら私も言えます。 一番最後にもらった言葉、ありがとう。
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