メル子的日々思想

2003年10月21日(火) 余命宣告

今日のデジ写
こんな地名もあります。クリック。


なんかかっこいい。


これはたまたま神次郎行きのバスを見つけて、
かっこいい、と地名に一目ぼれ。
たまたま神次郎のバス停(もちろん終点)
を見つけて思わず激写したしろものです。


いきなりですが、余命宣告受けました。
私がじゃないです。おばあちゃんが。
ほんとに偶然たまたま。
でも、叔母さん一人で検査の結果を聞く事にならなくて、
ほんとによかったと思いましたが。

うちのおばあちゃんは癌がありました。
ってのも、一旦は癌は完治していたのです。
それが最近になってまた。
抗がん剤というのは、効く人と効かない人がいるみたい。
うちのおばあちゃんにはまだよく効く方でした。

だけど、その抗がん剤も届かないところに癌が出来たみたい。
最悪の結果を、ほんとにたまたま検査の結果を報告にきた先生に、
叔母さんと二人で聞いてしまう事になりました。
最近のおばあちゃんの弱り様は異常で、
いつかこんな日が、とは思っていたけど、あまりに早い。
だっておばあちゃんまだ60代なのに。

つい2年くらい前には、3度の飯より歩くのが好き、
なのかわからないけど、ダイエットのためにかよく歩いてました。
おばあちゃんどこかなって思ったら歩いてて、
で、帰ったら結局お菓子とか食べてるの。意味ない。

つい1年くらい前は私が車を買ってまもなくて、
よくお父さんとおばあちゃんとドライブしました。
私の運転を「おそろしぃ、あれがどうなら」って言いながら、
でもよく私の運転で買い物にも行きました。
病院にもたまに連れていきました。

つい半年くらい前には、やっぱりおばあちゃんは私の車で、
まだ入院したての病院から、
外泊をしによく帰っていました。

つい2週間前にはまだ、歩行器を使って病院を歩いてました。
ふらふらしてるけど、足は筋肉が衰えているからだと私達も信じて、
散歩しなよって弟とお見舞いに行っては散歩しました。

つい1週間前に、歩けなくなりました。
でもよく喋ってた。ご飯の味がしないとか、
メル子はいっつもお金がないって言よるとか。
そんなことばっかりだったけど。

つい3日ほど前、あんまり喋らなくなりました。
ばあちゃんは抜け殻みたいで。
怖くなって私はいつもより多く病院にいるようになりました。

つい昨日までは、抗がん剤の治療をするか、
1、2年単位で抗がん剤を休止してリハビリをしようかなんて、
考えたり話し合ったりしてたのに。
それが。

未来を切られてしまうと、その暗さに一瞬ひるんでしまった。

よくわかんないけど、私はおばあちゃんってのは、
まだまだ一緒にいるものだと思ってた。
お父さんも、まだおばあちゃんの若い頃の子供だったし、
私も長女で、両親は若い方だと思ってる。
だから私にとってのおばあちゃんなんて、
まだまだ若いイメージで。
だって、敬老の日だって、まだまだ「敬老」なんて年じゃないから、
要らないよ〜なんて言ってたぐらいだったしねぇ。

私がいつか結婚したら、結婚式にも来て、
子供が出来たならその子供を抱いてもらうつもりだったのに。
ちゃんと未来の伴侶…って呼べる人を、
おばあちゃんに紹介するつもりだったのに!

現代の医学も進歩してもこんなものなのかって妙に達観。


でも、私はあまり深く考えないでいようと思う。
きっと辛いのは親たちの方だから、
私は何にも考えてなくっていいんだと思う。

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