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2007年02月25日(日)[相棒

今日は日がな1日パンドラでドラマ「相棒」を鑑賞。

1時間ドラマとは思えない脚本の作り込み方、巧さもさることながら、
主役2人のキャラがしっかりしてて、見てて実に気持ちがいいです。

特に水谷豊演じる杉下右京さんが最高。
東大卒ながら変人、冷静沈着、人の気付かないところに気が付き、
なおかつ推理力抜群。
多分すごく頭がよくて、事件の裏の裏まで読めてしまいそうな。

今日見てたエピソードで、右京さんが本当に恐ろしい人だなぁと
思ったシーンがありました。
右京さんらが暴いた警察内部の不祥事によってトカゲの尾のように
依願退職させられた刑事が右京さんらを責めるシーン。
その刑事は、泥酔者を病院に運ぶ最中に強盗事件の調査に回され、
泥酔者を警察車両の中で死なせてしまったことを隠蔽していた。
泥酔者の妻は、警察は夫に最善を尽くしてくれたと信じていた。
上に逆らえずに、泥酔者を放置するしかなかったと憤慨する刑事に、
右京さんは
「もう貴方を縛るものは何もない。今ならば、貴方は自分で自分が
 何をするかを決めることが出来る」
と言います。
その言葉は暗に、その刑事に警察が公表しなかった不祥事を自ら暴露させるよう
仕向けているようにも聞こえて、なんて計算高い、残酷な人なんだろうと思いました。
結局その刑事は、最後には泥酔者の妻に真実を伝えに行くと決めました。
彼の思い通りになったわけです。
多分それも、彼の計算のうちだったんでしょうか。
それを考えると、上のほんの短いセリフにどれだけの意図が込められていたのか。
すごいなぁ。
あのセリフに少し萌えましたよ。

あ、萌えたの、久し振り。




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