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2006年11月26日(日)[真剣にヒーロー論

兜42話を見て、確信する。
ああ、こいつぁ色モノだ、と。

人によってはこれが面白いって人もいるんだろうなぁ。
だって仮面ライダーは子供のヒーロー。
多少のお笑いも必要だろう、

きっと自分は、救われない感じのヒーローが好きなんだろうな、と思う。
空我然り。X-MEN然り。スパイダーマン然り。

空我はもちろん、最後には全部倒して普通の青年に戻れたけど、
あれだけの傷を癒すにはどれだけの時間が必要なのだろうと思う。
X-MENなんか、それこそミュータントごと旧人類(?)に忌み嫌われて、
完結編ぽかった3作目でも何も解決してない。
スパイディは、1作目で義父を喪い、2作目では親友が離れて行って、
好きな彼女とは結ばれたけどこれからどうするんだよって感じがする。

でも、実写版CASSHERNくらい救いがないのもどうかと思う。(爆)
結局何も、誰も救えないまま最後は彼女と心中されたって、
そりゃヒーローなのかいと突っ込みたくなる。

だから私はきっと、
「何かを犠牲にして、圧倒的な孤独の中でも自分の正義を貫く」ヒーローが
好きなのだ。

犠牲というのは、自分の生き方や未来や、誰かの命だったりするかもしれない。
孤独というのは、自分の周りに誰もいない、っていう物理的な孤独もあるだろうし、
たとえ周りに友達がたくさんいて、気遣ってくれたり元気づけてくれたりしても
拭い去れない、精神的な孤独もあるだろう。
正義だって、国や警察が声高に叫ぶ正義とは違うかもしれない。
自分の手の届く人たちの平穏とか、そういうちっぽけなものを守るためだって
それは立派な正義だろう。

上には書かなかったが、仮面ライダーSPILITSも私のヒーロー論に
大いに影響を与えている。
作中で、仮面ライダーは皆、己の正義を貫こうともがいている。

無意味に殺される人たちを救いたい。
大事な人たちの笑顔を守りたい。
忌み嫌われてもいいから生きていて欲しい――

そういうちっぽけな正義で、ヒーローは世界を救うのだ。


『神や仏がいなくても、仮面ライダーはいる』


多分、そういうことなのだ。


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《あるある太腿ダイエット》

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