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2006年09月10日(日)[根勝ち

起きてからしばらくて、洗濯しようと思い立ち、部屋を出て
共同のランドリーへ。
しかし、このランドリー、洗濯機4台、乾燥機4台しかなく
しかも乾燥機は1台壊れてる。
そして今日、ランドリーには籠に入った大量の洗濯物が並び、
さらに乾燥機すべてが占領されていました。

いや〜な予感はしたんですが、とりあえず洗濯を開始。
そしていよいよ乾燥ということになっても、やっぱり乾燥機は占領されたまま。
その場には、大量の洗濯物の主らしい外国人のおばちゃん(母国語が英語じゃない)が、
友人2人と喋っていたので、1コだけ乾燥機を使わせてくれと交渉。
しかしおばちゃんは、まだ乾燥する洗濯物がいっぱいあると反撃。
私は引かず、たった30分くらいじゃん、それでこっちの乾燥は終わるじゃん、と迎撃。

しばらくそんな押し問答を続けた結果、乾燥機の使用権をゲットしました!
(いや、そもそも共同のランドリーなので使用権はあるのだが)
乾燥できてよかった、と胸をなで下ろした秋津でした。
根負けならぬ根勝ち。(そんな日本語ナイ)
だってやだもーん、洗濯物が生乾きとか。

ちょっと強気で行ってみてよかった、なんて思いつつ乾燥が終了した頃に
洗濯物を取りに行くと、なんと先ほどのおばちゃんが私の洗濯物をたたんでいる!
びっくりしていると、ちょっと照れくさそうなおばちゃん。
とりあえずありがとうを言って、洗濯物を回収。
たぶんその乾燥機を使いたかっただけなんだろうけど、
ちょっと触れ合いを感じた瞬間でした。

+++

触れ合いといえば、数日前の出来事。
こっちのアパートメントって、日本のようにビルみたいなんじゃなくて
2階建てのアパートの集合体みたいな感じなんだけど、
私の部屋はアパートメントの入り口からまだちょっと車で行った場所。

その日、私は少し疲れてて、アパートメントの敷地内の道路を
ゆっくり車で帰ってた。
すると、目の前で幼い男の子と女の子が、キックボードに乗って車道を走ってる。
私が車からその2人に気づいた瞬間、女の子の後ろを走ってた男の子が
バランスを崩してキックボードを投げ出した。
男の子は転びもせず、またキックボードで走り出したんだけど、
ちょうどその頃に私が車で彼らの横くらいを通った。
じゃまだなぁ、なんて思いながら通り過ぎた私に、
男の子を気遣うように振り返った女の子が、

「SORRY!」

って言った。
気が立っていたのが、うそみたいに穏やかになった瞬間だった。
そんな一言で、人は穏やかになれるんだなぁと思った。

アメリカへ来て、ほんの少しの言葉に傷ついたり、
逆に何を言われたのかわからなくて傷ついたりしているけど、
こういう瞬間がものすごく嬉しく感じるのも、
異国の地ならではなのかもしれない。


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