ホンジツノアキツ。 >>new>>index>>about>>antenna
朝、私は惰眠をむさぼっておりました。 この世で最も好きなことが惰眠をむさぼることなので、 それは私の最も幸せな時間であるということになります。 が、その朝は突然起こされました。 度重なる玄関のチャイム、そしてノック。 がばっと起きた私の目に入ってきたのは、デジタル時計の「6:50」。 どう見ても非常識な時間(私にとっては)なんですが、そこは寝起き、 宅配便でも来たのかと玄関へ。 覗き穴を覗いて、ドアを開けたそこには、スウェット姿のおじさん2人。 どうも宅配便ではないらしい雰囲気。 そして彼らの胸には、なんだか穏やかではないバッジ。 開口一番、 「○○(アメリカ人ルームメイトの名前)はどこだ!?」 状況がつかめない私、「彼はいま日本」と言う。 するとおじさんたち、困った顔で 「○○と連絡する方法はあるか?」 (メアドなら) 「○○の友達の黒人の××を知ってるか?」 (知らない) 「ガールフレンドの△△は?」 (だ、誰のガールフレンド!?私が聞きたい) 「○○はどこの出身だ」 (いや、この近くらしい…よ。あやふやだけど) 「○○の両親の名前を知ってるか?」 (10年来の親友の親の名前も、P氏のパパママの名前もあやふやな私に わかるわけがない) ((――だいたい、ルームメイトっつうのは知りすぎないからいいんですよ。 生活習慣が違うと全然逢わないことだってざらだし、キッチンで鉢合わせたら 驚いたり、「うわー、久し振り」なんて言う仲ですよ。 それがすごく仲のいい友達で、しょっちゅう顔合わせて笑ったり何だりしてたら、 逆に疲れるってもんですよ。)) ――以上、心の声。 そんな逆ギレを後から起こした私ですが、当時は何が何だかわからず 質問攻めに遭い、ただただぽかんとするばかりでした。 そしておじさんたち(多分警察のたぐいであろう)が帰ってしまうと 私、あわててチャットを確認。 彼がオンラインだったので話しかけてみると、どうやら話はこういうことらしい。 彼の友達の黒人が刑務所に入っていて、彼はそれを出してあげたのだけれど、 彼が日本に行っている間(恐らく年末くらい?)にその友達が逃げたらしい。 そして彼がその友達を見つけられなかったら、彼は罰金(相当な額です)を 支払わないといけないらしい。 なんだか別世界の話のように聞いてましたが、それでも現に家まで警察っぽい人が 来たわけだし、少し怖くなりましたね。 その友達、早く出て来い〜。 あんないいやつ(ルームメイト)を裏切るな〜。
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