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コリン・ファレル主演、ALEXANDERを観ました。(日本語サイトと英語サイト) 早速ですがもう1回観たいです。 個人的にこの映画は、「面白いか面白くないか」よりも 「好きか嫌いか」で言い表したい。 そう言う意味では好きな映画でした。 が。 歴史…英語で聴くにはまだ難しかった…(泣) マケドニアがマセドニア、ペルシャがペルジァみたいに 発音されてる段階でもうやばめです。 人の名前なんぞ最後までビミョウでした。 コリン・ファレルの金髪は、最初違和感ばりばりですが それも3時間弱も観ていると慣れます。 相変わらず不幸そうで萌えます。 泣き顔最高。←言ってること変態だ アンジェリーナ・ジョリーは信じられないくらいの色気で、 もしかして息子(コリン)食っちゃうんじゃなかろうかと思いました。 ↓以下、ネタバレ全開で書きます。反転でどうぞ。 まず最初に出てくるエジプト王プトレマイオス(←この人の役名、ネットで見て初めてわかりました) がアンソニー・ホプキンスだったことに仰け反りました。 (気付いたのはエンドロール。遅。) この御方の語りが随所に入るのですが、ちゃんと聞いてないと 話について行けず戸惑いました。 アレキサンダーが父フィリッポス王と仲違いして、次の瞬間 『フィリッポス王は殺害された。』 とかボソッと出て来て次の瞬間もうアレキサンダーが遠征してて、 (えええぇっもう!?) とか思いました。 まぁ、親父の死の真相はあとから出てくるんですが。 (↑ママが大いに絡んでいます。) アレキサンダーは王になってから、すぐに東方遠征へ行っちゃいます。 個人的には、アレキサンダーが馬に乗ってる姿を観るまでトイレに立てませんでした。 戦いのシーンは、こりゃこの監督の持ち味なんでしょうか、 生々しく血飛沫が飛んで、泥にもまみれて、血臭が漂ってきそうな映像でしたが、 気持ち悪いと言うほどでもなかったなぁ。 でも戦いのあと怪我人が呻きながらびっちりと横たわってる姿は怖かった。 でまぁ、最初のペルシアとの戦争の後、突然コリン号泣。 多くの親しい者を失ったからのようですが、自分も怪我してるのに 顔から爪先まで血みどろで号泣する姿は、あれだ、結構萌えました。 汚い姿、なんでこんなに似合うか…。 でもよく考えたらこの人、見かけで判断してたからアレですが(ひどいな)、 この頃まだハタチそこそこの設定なのですよね。 また、この人の母オリンピアスとの関係がまたがっつりマザコンで、 そこがいっそすがすがしかったです。 オリンピアスはアレキサンダーにすべてを注いでいて、 アレキサンダーはそれをどこか重く感じていて、時に狂気さえ感じる。 でも、多分お互い愛し合ってたし、殺らなきゃ殺られる時代には あり得たかもなぁ、と思う関係でもありました。 アンジェリーナ・ジョリーの狂気っぷりも気持ちよかったー。 いや、ホント、冗談抜きに綺麗。 妖しいくらいの美しさってああいうのを言うんだ。 夫であるフィリッポス王が目の前で殺された瞬間の、 目張りに薄い色の目が、ぞくっとするほど美しかったです。 個人的注目の、男の恋人との関係ですが、 それほどゲイゲイしくもなく、むしろ精神的に依存って感じでした。 相手のヘファイスティオン役の俳優さんも目張りバッチリで、 髪を下ろしていると本当にキレイでした。 (ヘファイスティオン…最後の寸前までカッサンドラだと思っていました。違!) アレキサンダーが事ある毎に、自分たちふたりをアキレスとパトロクロスに 例えているのを見ると、とてもこそばゆかったです。 昔の英雄に自分たちを重ねていたんですね。 でもすごくいたたまれなかったなぁ。 だって… だって… パトロクロス、明らかに短命…!(涙拭) そしてそんなことを思っていたら、案の定恋人先に逝っちゃうしー…。 思った通りだ!!(@どんと来い上田風味) 取り乱しましたが、アレキサンダーの精神的に受け身っぽいところが、 見かけによらず私は好きでした。(なんかこんなことばっか言ってんな) 見かけは完璧にヘファイスティオンが受け身なのに。 なんだか話が前後しますが、この映画、 どかんとトロイを彷彿させるシーンがあるのです。 映画の中盤、アレキサンダーがロクサネと言う黒人ぽい女性を娶るのですが、 初夜にいきなりロクサネに組み敷かれナイフを首につきつけられるアレキサンダー。 そして言った台詞が 「Do it.」 (厳密には違うかもしれませんが、「やれよ」的なことを言っていました) これ、もし監督がトロイ観て、オマージュみたいにこのシーン入れたんだとしたら、 相当すごいなぁ。 ばっちりアキレスのシーンですもんね。 あ、あと、ところどころで鷲が太陽の化身のように 扱われているのがかっこよかったです。 鷲=ホルス=太陽なのかなと思っていたら、 鷲=ゼウスの勝利のお告げ、だったみたいです。 アレキサンダーはオリンピアスに「おまえはゼウスの子」と 言われて育ったそうなので。 最後、アレキサンダーの死の瞬間、 幻で鷲がヘファイスティオンのくれた指輪を取りに来たのは、 己はゼウスへ託して心は彼のもとへ行ったという暗喩だったんだろうか。 そうであってほしいなぁ。何となく。 結局アレキサンダーを1番近くで見ていたのは彼だっただろうし。 個人的には中盤すぎた辺りから、観ていてもうアレキサンダーが 死に急いでいるように見えて痛々しくてたまらなかったので、 最後にはやっと休めたねぇ、などと少し安心してしまいました。 でも真相が…暗殺ってどうなのか。新解釈?なのかな。 あぁあ、これで書きたいこと全部書いただろうか。 あっ、最後にあとひとつ、まさかバビロンの塔が見れるとは思いませんでした! 鳥肌たったー。 …というわけで、もう1回観たいです。(また言ったよ) エンドロールにかかる音楽は、どこかグラディエーターを 思い出させましたが、それも好きでした。 って、いま気付いたんですが、来年に公開される映画のネタバレなんぞを 読みたい方なんて皆無に等しいんじゃなかろうか。 ま、まぁいいか…? とにかく観たいものが観れたので、来週のテストに専念できそうです♪ 予告では「The Phantom of the Opera」がやっていました。 あのテーマ曲を聴いただけでもう鳥肌ものです。 豪華絢爛、予告だけでもうOKってわかるよ…! しかし公開日が一時帰国する前日なのです。 み、観れるかな…
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