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ホストマザーに語学学校に迎えに来てもらうと、 ついでに買い物に連れて行かれました。 最初に立ち寄ったスーパーマーケットで、いくつかのレジがあったんですが、 その中に声と雰囲気だけ物凄くVさんを思わせる兄さんがいました。 声の響きがどことなくVさん風味。 低めで、微妙に震える感じ。 女性客の気さくに喋りかける所や、男性には扱いがぞんざいな所とかは、 女たらしを演じてるVさん風味でした。 顔も似ていれば言うことなかったんですが、 私から見てずっと背を向けてた彼の顔をチラ見したら、 あやうく興醒めしそうになったので後ろ姿だけ楽しんでおきました。 いや、人としておかしいとか言うんじゃないんです。 むしろ普通以上だったんですが、 Vさんを基準にしちまった私が悪いのです、ハイ。 で、その後日本で言うところのホームセンター (でも服・日用品・電化製品が1フロアにある) のような所に行ったのですが、どれもこれも趣味に合わない。 5ドルとか7ドルとか、安いのはイイんだけどダメでした。 琴線に触れないんだよ…! 結局タンクトップとスパイダーマンのバンドエイドとかを買いました。 そこからの帰り、あまりの暑さに無口になっていると、 乗っている車の前を走る赤い車のケツに MUSTANG と書かれていました。 恐らくその車の商品名だったんでしょうが、Vさん風味の人を目撃した後では、 もうヒダルゴ(馬)にしか見えませんでした。
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