金色の夢を、ずっと見てる

2009年10月28日(水) 今さらだけど夏ドラマの感想。

実はちょっと前にちゃんと全部見終わってたんですが、書くヒマがなかなか取れずに遅くなりました。夏ドラマの感想など。


『ブザー・ビート』
いや〜これ、予想外にハマりました。周囲でも結構同じ事を言ってる人が多いんだけど、浮気がばれて直輝(山P)に振られた菜月(相武紗季)がダーク菜月(笑)になってからがすごくおもしろくなりました。

直輝の心が莉子(北川景子)に移ってると気付くや否や、しれっと莉子に近付いて
「川崎さん(伊藤英明)って本当にステキよね」
と『その川崎さんとうまくいきそうなんだから、まさか直輝に心変わりなんてしてないわよね?』と遠回しに圧力をかけたり、直輝が莉子と会う約束に遅れる原因を作っておきながら
「私と一緒にいたせいで遅くなったの。直輝のせいじゃないのよ、ごめんね」
と自分達が今でも繋がってるアピールをしてみたり、ついには
「2人でふわふわ夢ばっかり見てちゃ生きていけないのよ!」
と罵倒してみたり。

でも、出来心で浮気してみたもののやっぱり彼が好きでやり直したい…と諦めきれない気持ちは、同性として共感できるんだよな〜。彼女、今までは元気で前向きでかわいい役柄が多かったけど、もっと複雑なキャラも演じられる人なんじゃないですかね。そして“主役”よりも“重要な脇役”の方がいい人なのかも。

最終回(だったかな?)の、母親役の真矢みきさんの
「あんたも、恋愛がファンタジーじゃないって気付く年になっちゃったのか〜」
という言葉、さりげなかったけど重かったですね。月9らしく楽しめるドラマでした。



『救命病棟24時』
最初はイヤな奴だと思った医局長(ユースケ)が、方向は違えど心から救命医療の現状を憂いてなんとか改革しようと頑張ってるんだ、と見え始めたら、よりおもしろくなりました。最初はイヤイヤだったメンバーも次第に救命の仕事の重要性とやり甲斐に目覚めて、チームワークもよくなっていく。でもその反面、家族を蔑ろにする事になってそっちで問題が起こったり、新人が頑張りすぎて軽い躁状態になっちゃったり。

でも、この作品で描かれた救命医療の現状は、案外ドラマの通り…もしくはそれ以上に切羽詰ってるんじゃないかと思います。よく『救急車のたらいまわし』なんてニュースにもなるけど、そうならざるを得ない現状があるんじゃないかな。現場の熱意とか努力だけじゃどうにもならない所まで、今の現場は来ちゃってるのかも知れませんね。



『赤鼻のセンセイ』
終わってみて何が一番良かったって、生徒達が1人も死ななかったとこです。院内学級が舞台のドラマなんて、絶対1人ぐらい死ぬんだろうな〜とその点だけが気が重かったのですが、一時は危なかった和田っち(須賀健太くん)も無事持ち直したし、やえっち(神木隆之介くん)も高校に行けるぐらい元気になったし。

ラスト近く、院内学級を閉鎖してそのスペースにNICUを作るというお兄さんに対して、なんとか院内学級を存続させようと洋ちゃんや田川先生(小林聡美さん)や院長(上川隆也)が頑張ってるところに子供達が来たシーン。
「赤ちゃんを助けるための設備ができるんでしょ?」
「だったらいいよ。院内学級なくなっても我慢する」
「勉強は、どこででもできるから」
……見ながら、うっかり泣きそうになりました。子供達なりに、一生懸命考えた結論だったんだろうなぁ。

健康で普通に生活できる事のありがたさを、少しでも多くの子供達が感じてくれたらいいなと思います。



『任侠ヘルパー』
…すみません、挫折しました。断片的に見たり見なかったりしながら、とりあえず最終回だけは見ました。黒木メイサちゃんがかっこよかったです。



『コールセンターの恋人』
なんのかんの言いつつ、毎週見ちゃいましたね。最後にはアオキョウ(ミムラちゃん)の過去も明らかになって、都倉(小泉孝太郎)も仕事にやり甲斐を感じるようになって、大団円的な終わり方がほのぼのして良かったです。クレーム処理って大変だな〜。



『オルトロスの犬』
途中から
「これ、どうやって終わらせるのかな?」
と思いながら見てました。やっぱ最後は涼介(錦戸くん)が竜崎(タッキー)を殺すしかないんじゃないか?と思ってましたが、そうかー、“能力だけを殺す”という方法で収めたか。

細かい所を言うなら、渚(水川あさみ)とその彼氏(だよね?忍成修吾)の関係って結局なんだったの?元旦那とかじゃないんだよね?とか、監察医の彼女と佐々木蔵乃介さんはどういう関係だったの?彼女はなんか怪しげな場面がちょこちょこあったけど、あれは何かの伏線ってわけじゃなかったの?とか、いまいち理解できなかった点もあるんだけど、まぁ総括するとおもしろかった。

“神の手”の能力があったら何をしたいかな?とちょっと考えてみた。竜崎の言ったように『治せるのは、保険診療の適用範囲内』だとしたら、このド近眼は治せないんだな、きっと(苦笑)



『メイド刑事』
えーこれも挫折しました。ごめんなさい。



今回はこんな感じですね。『ブザー・ビート』が本当に予想以上におもしろかったです。近いうちに、新ドラマのレビューも書かなければ。


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咲良 [MAIL]

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