金色の夢を、ずっと見てる

2009年10月12日(月) 四国旅行記(3日目)

いよいよ四国も最終日。


帰りのフェリーの時間は14時35分。乗船手続きのために30分前には港に行かなきゃいけないので、港着の目標時刻は14時。みなとの部屋から港まで(駄洒落じゃないよ)は高速利用で2時間程度……でも昼頃出れば充分だねぇ。途中でサービスエリアに寄ってお土産とか買うとしても、11時過ぎに出れば充分だねぇ。それまで時間が余るのももったいないねぇ。


…というわけで調べてみたら、八幡浜港の最寄インターを過ぎて高速の終点まで行けば第43番札所・明石寺(『あかしでら』ではなく『めいせきじ』です)がある。せっかく時間があるし、ちょっと早めに出てそこ行くか。

ついでに調べたら、明石寺から八幡浜港までは50分ぐらいらしい。でも一般道がわかるかどうか微妙だし、なんならまた高速に乗って引き返してもいいしね〜なんて話しながら、10時ぐらいにみなとの部屋を出ました。


高速に乗り、サービスエリアで買い物しながら順調に港方面へ。しかしこれが…買い物でのんびりしすぎたのか、高速の終点で降りた時点で既に13時になろうとしてました。あれ?14時に港に着きたくて、ここから港までは不確かな道を50分弱かかるんだよね?そして今は既に13時………インターから明石寺までは近いみたいだったけど、こりゃギリギリかもな。

……………と考えていたはずなのに、なぜか私達はそこでインターそばの道の駅に寄ってしまったのです。


いやまぁ『なぜか』っていうか、ユウがお腹空いたって言ったからなんですけどね。大人は我慢できても3歳児は我慢できませんから。


道の駅のレストランに入り、オーダーを済ませた辺りで妹とみなともスケジュールのギリギリさに気付いたようです。とりあえず
「急いで食べて、行けそうだったら札所に行こう!」
という事に。てかこれで札所に行かなかったら、何しにそこまで行ったんだって話です(苦笑)

妹とみなとが先に食べ終わり、ユウが食べ終わるまで私が付き合ってる間に、妹に表の売店でうちのぶんも焼きたてじゃこ天を買っておいてもらう。みなとが店員のおばちゃんにリサーチした情報だと、ここから明石寺まではものの4〜5分で、問題の八幡浜港までは
「40分もかからないんじゃないかしら?」
との事。しかも
「わざわざ高速に乗って戻らなくても、ここの前の道をまっすぐ行って突き当たりを右折したらヤマダ電機の辺りで八幡浜ラインっていう道があるんで、そこに入ったら大丈夫ですよ」
とな。本当?


おばちゃんを信じよう!ていうか、とりあえず明石寺には行かないとマジで何しに来たのかわからんぞ!(笑)って事で、とにかく道の駅を出たのが13時半頃。ここまでの道中で『水曜どうでしょう』の霊場巡りの回の話をしてたんですが、のん気にご飯食べてたら札所に行く時間なくなっちゃったよ!なんて、まさにリアル『どうでしょう』だよね〜とヘンな笑いがこみ上げてきました(^^;

明石寺までは本当にものの数分でした。駐車場に車を停めたら、お寺まで階段をダッシュで駆け登り、門の前で写真を一枚。またダッシュで車に戻っておばちゃんが教えてくれた通りに国道を目指す。視界を塞ぐ大型トラックにヤキモキしながらしばらく走っていたら、ヤマダ電機発見!そして案内板には左への矢印とともに『八幡浜港』の文字が!これが“八幡浜港ライン”か!?


標識に従って左折すると、現れた看板に『土器ドキロード』という文字……多分、その辺りで土器が出たとかそういう事なんだろうけど、船に間に合うかでドキドキだわ道が合ってるかでドキドキだわ、まさにドキドキロード!と3人で大爆笑。しかも見渡す限り山に囲まれてて、どこにも港に向かいそうな気配ないですけど!?


ドキドキしながら走る事しばし。しかし、道の駅のおばちゃんは正しかった!なんと、実際には30分もかからず14時頃には八幡浜港に到着したのです。

妹に乗船手続きを任せ、順番待ちの列に車を停める。無事手続きが済んで、ここからはJRで帰るというみなとにJR代を渡そうとして
「いらないってばー!」
「ここまで付き合ってもらったんだから出させろー!!」
と大揉め(苦笑)結局受け取ってもらえずに逃げられたんですが、その後しばらくユウが
「ママとみなちゃん、ケンカしてたね〜」
と言ってました(笑)いや、ケンカじゃないから(^^;


ユウはこの2泊3日ですっかりみなとに懐いたようで、みなとは船に乗らないと聞いて何度も何度も
「みなちゃんはお船に乗らないの?」
とちょっと寂しそうでした。また遊びに来ようね。



フェリーが出たら、私は体力温存のためにしばらく休養(笑)妹がユウに付き合って船内をうろうろして遊んでくれました。臼杵→八幡浜は2時間15分だったんですが、逆の八幡浜→臼杵は2時間25分でした。なんだろ、この10分の差は。海流とかの関係かしら。

17時ごろ臼杵に到着。車で走り出したら10分もしないうちにユウが寝落ちしました(笑)そりゃそうだろう、いつもならお昼寝の時間に、札所に行ったり船に乗ってはしゃいだりしてたんだから。


臼杵から熊本までは、基本的にずっと国道を行きます。大分・熊本間って、高速使っても遠回りになるだけで所要時間はあんまり変わらないんだよね。途中で軽くお腹が空いてきたので、おにぎりでも買おうかとコンビニへ。車を停めたらユウも起きちゃったので、一緒に車内で軽く食べて再出発。また寝るかと思ったら、意外にもユウはその後ずっと起きてました。お土産渡すために実家に着いたのが…8時半ぐらいだったかな?

それから妹を1人暮らし先のマンションまで送って、家に帰りついたらもう10時半過ぎでした。2泊3日の総移動距離は、なんと1,106km!はははははは。




1人でお留守番してた次郎くんは、意外にも一度も飲みに行かずずっと家でご飯食べたそうです。初日の夜こそお弁当を買ってきたものの、2日目の夜には
「急に鍋が食べたくなったから」
と残ってた白菜やら冷凍してた肉を使って1人鍋をし、今夜は
「もやしと豚バラを炒めて食べた」
だって。ご飯だけはなかったのでパックで買ってきたそうですが
「ご飯さえ炊ければ、お前が2人目できて入院とかしても自炊できるかも♪」
と、案外楽しんでたようです。ちゃんと昨日使った食器や鍋も洗ってあるし……そうなんだよね、次郎くんって、他にやる人が誰もいなければできるんです。私が体調悪くて動けなかった時に、焼きそばとか作ってくれた事あるもん。


問題は、『やる人がいなければできる』→裏返せば『やる人がいたらまったくやらない』ってとこと、コンビニ食やカップ麺等も大好きなので、よほど気が向かない限りは先にそっちに行っちゃう、ってとこですかね(苦笑)
「だって俺が料理にはまってあれこれ口出すようになったら、イヤでしょ?お前の事だから“じゃぁ自分でやれ!”って怒りそうだもん」
とか言ってますが…うん、確かに言いそうだけど(笑)口だけじゃなくて手も出してくれるならそんなにイヤじゃないよー。



ともあれ、『ユウに本場の讃岐うどんを食べさせる』と『ユウをアンパンマンミュージアムに連れて行く』という目的はどっちも達成できたし、3代目ブンタとも会えたし、どうバカ3人としては、ちょっとだけだったけど札所を回ったりどうでしょう班と同じうどん屋に行けた事にも大満足。なかなかタイトなスケジュールでしたが、充実した2泊3日でした。お天気にも恵まれたし、楽しい旅でしたよ。お疲れさま!


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咲良 [MAIL]

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