2009年08月22日(土) |
ひとまず「おかえりなさい」 |
ちらほらとニュースに出てたようですが、哲ちゃんがエイベックス主催の夏フェス『a-nation』で表舞台に帰ってきました。
なんのアナウンスもなく登場して、数曲をピアノで演奏した後黙って30秒以上客席に向かって頭を下げ続け、短い挨拶をしてglobeで2曲演ったそうです。
私は、正直言ってまだ彼の復帰はちょっと早いんじゃないかと思ってます。実際、ネットでもいろんな所で 「もう復帰したの?」 「やっぱり芸能界って甘い世界だ」 という批判の声をたくさん見かけました。
でも、短いニュース映像で見た、哲ちゃんがピアノを終えてマイクの前に立ち 「小室哲哉です」 と言った瞬間に客席で起こった歓声に、涙が出そうになりました。批判する人も反対する人も馬鹿にする人もたくさんいるだろうけど、待っててくれた人も応援してくれる人もきっと同じぐらいたくさんいる。そう思えました。
本音を言えばglobeじゃなくてTMで復活して欲しいなってやっぱり思うけど、それでも、彼があんなふうに受け入れられてる姿を見る事ができたのは本当に嬉しい。
ここには書きませんでしたが、先日変えたこの日記のタイトル『金色の夢が見える場所』は半分は哲ちゃんの言葉です。TM NETWORKがデビューした時のキャッチコピーが『金色の夢、見せてあげる』でした。FANKSになったあの日から、私達はずっと彼らが紡ぎ出す金色の夢の中にいました。いろんな事があって、時にはその夢が消えてしまいそうになったり、色褪せそうになったりもしました。先日の哲ちゃんの詐欺事件で、もうしかしたらもう二度と彼らが3人揃う姿は見られなくなるかもしれないと思いました。
でも、もしそうなっても、私の中にはいつも『金色の夢』がある。TMに出会わなかったら今の私はいないから。彼らが見せてくれたあの金色の夢が、私を今まで生かしてくれました。だから、私は今でもその夢を見てるよ、そんな思いをこめて付けたタイトルでした。
お世話になったエイベックス、そして松浦さんへの恩返しと借金の返済のために、まずはglobeでの復帰が先、という事なのだと思います。でも私は今でも彼の原点はTM NETWORKだと思ってるので、多少時期が後になってもいつかまたTMの3人でステージに立つ姿を見せてくれると信じてます。また新しい金色の夢を見せてくれる日が、いつかきっと来ると。
お帰りなさい、哲ちゃん。また貴方の指が素晴らしいメロディーを紡ぎ出す日を待ってます。
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