2006年09月18日(月) |
『UDON』と2億円のダイヤを見てきました。 |
台風一過。
まだ曇り空ではありますが、とりあえず台風は無事通過しました。うちも何枚か瓦は飛んだようですが、そうたいした被害もなかったようです。よかったよかった。
ってわけで、今日は予定通りお母さんと妹と映画を見に行く事に。
先週、妹から誘われたのですよ。実家で 妹「来週の月曜って祝日だから休みなんだよね。映画でも行こうかな〜。あ、月曜ならお母さん休みだよね?ユウ預かれるなら、姉ちゃん誘おうかな。気分転換に」 母「あ、いいんじゃない?たまにはユウを置いて出かけるのも楽しいでしょ。でも映画って何に行くの?」 「ん〜、『UDON』見たい。あれは確か姉ちゃんも見たがってたし」 「え、『UDON』ならお母さんも見たい。行きたい」 「・・・・ユウは?」 「祝日ならお父さんも休みよ。お父さんに頼もう。こないだ預かった時に、冷凍した母乳を哺乳瓶で飲ませるやり方教えたから、大丈夫よ」
・・・・・という会話があったそうで、私にお誘いの電話がかかってきた時にはすでに 「お父さんにユウを預けて、3人で『UDON』を見に行こう」 という話になってました(笑)
車で40分程の所にある、いわゆる郊外型ショッピングモール『ダイヤモンドシティ・クレア』に併設された映画館が、ちょうど今日がレディースデーという事でそこに行く事にしました。
このショッピングモールに行くのは、実は初めて。去年の今ぐらいの時期にできたんですが(だからちょうどオープン1周年祭という事でセールをやっていた)、去年の今頃は・・・・・・ 「オープンしてすぐは人が多そうだから、しばらくしてから行こう」 と思ってて、そしたら妊娠しちゃってつわりがしんどくて行けなくなって、つわりが治まった頃には 「有給ずいぶん使っちゃったしな〜、これからも体調崩して休む事があるかもしれないし、有給は残しておいた方がいいよな〜、でもだからって人が多い休日には行きたくないしな〜」 とか考えて行けず、そうこうしてるうちにお腹がどんどん大きくなって、歩き回るようなお出かけには行きにくくなって、産んだら産んだで産後すぐには外出できないし・・・・・となんだかんだやってるうちにあっという間に1年経っちゃったんだよね。
今までは水曜だったレディースデーが今日から月曜になる、しかもオープン1周年祭をやってる。これは人が多いかも・・・・と思ってたのですが、確かに人は多かったけど、映画自体はもう公開されて結構時間が経ってるせいか、それほど多くはなかったです。会場の8割がた埋まってるぐらいだったかな。
これから見る人のためにあまり詳しくは書きませんが、おもしろかったですよ『UDON』。笑えて、ちょっと泣けて、ほのぼのする映画でした。脇役が無駄に豪華でおもしろかったな。え、こんなチョイ役でこの人?しかも本当にココだけ!?みたいな脇役が沢山。途中のCGが無駄に豪華なのも笑えました。
2〜3年前にみなとと一緒に行ったお店もちらっと映りました。映画見たらまた行きたくなったよ。何年か後にユウが自力でうどんを食べられるようになったら連れて行こうかな。香川までうどん食べに(笑)
映画が終わってから家に電話してみたら、なんかまだまだ結構余裕な感じのお父さん。じゃぁせっかくだからもうちょっと見て帰ろうか、と店内をぶらぶら。
実は、店内にもう1つ見たい物があったのですよ。
オープン1周年のイベントの1つとして、店内のジュエリーショップに26カラット・2億円のダイヤが展示してあるという記事を数日前に新聞で見まして。ついでにこれを見てみたかったんです。
お母さんも気になってたと言うので、適当に服を見てるという妹と別行動でダイヤを見に行きました。
2億円のダイヤは・・・・・・・
でかかった。
うん、それに尽きます。
と言うかね、正直、でっかいだけでダイヤとしての質はあまり良くなかったんです。
ペアシェイプカットと言われる雫型のカットで、確かにでっかくてキレイだったんだけど・・・・色が。これってもしかしてイエローダイヤなのか?と思うぐらい黄色味が強かったんですよ。しかもクラリティも低い。
ここで、ダイヤに関するプチ講座。そのぐらい知ってるよ、という方は飛ばしてください。
ダイヤの価値は、いわゆる『4C』で決まります。
まずはカット(CUT)。一般的なのはラウンドブリリアントカットと呼ばれる、一番良く目にする丸い形ですね。その他にも、エメラルドカットと呼ばれる四角い形(名前の通りエメラルドでよく見る形です)、ラグビーボールみたいなマーキースカット、雫型のペアシェイプカット、楕円形のオーバルカット、ハート型のハートシェイプカットなどがあります。これはまぁお好みで。
しかしこのカットにも当然出来の良し悪しはあるわけで、『EXCELLENT』を最高に『VERY GOOD』、『GOOD』、『MEDIUM』とランクが下がっていきます。
次はカラー(COLOR)。ダイヤとしては、当然無色透明が最上級です。完全な無色透明『D』から始まって、以下E・F・G・・・・とランクが下がっていきます。無色透明とされるのはD・E・Fの3ランクで、Gから下は“ほぼ無色”“わずかな黄色”というふうに、徐々に黄味がかってきます。これが、完全に黄色い『イエローダイヤ』だと、それはそれでまた希少性があるわけですが、一般的にはダイヤは無色透明であるほどランクが上。(あ、だから時々あるピンクダイヤとかブルーダイヤとかは、この鑑定には当てはまりません。まったく別のランク付けになります)
次はクラリティ(CLARITY)。日本語だと「明透度」とか訳されるようですね。簡単に言えば傷の有無です。
まったくの無傷なものが最上級で『フローレス』、以下、10倍の顕微鏡でも発見が困難な程度のごくわずかな傷があるものは『VVS1』または『VVS2』(傷の程度や場所に応じて1・2段階があります)、10倍顕微鏡だと比較的見つけやすい傷ではあるが、傷そのものが小さくて品質を損なうほどではない物だと『VS1』または『VS2』、10倍の顕微鏡で容易に発見できる傷がある物だと『SI1』または『SI2』。このランクになると、本当に熟練した人だと肉眼で傷を見つけられる事もあるそうです。さらにさがると『I1〜3』ランク。10倍の顕微鏡ではっきりと傷が確認され、傷の場所によっては素人でも肉眼で見えるレベル。
VVS1〜VS2の境目は結構あいまいで、鑑定した人によっては同じ石でもVVS1だったりVVS2だったりするそうなので、VVS1〜VS2の間であれば、あとは買う人が満足すればそれで良し、みたいなとこもあるようです。ただ、VS2以下のSI1〜の石になると明らかにそこでランクが落ちるので、ある程度大きな石を買うのならせめてVS2までにしておかないと質の悪さが目に付くそうです。
そして最後、多分コレが一番有名でしょうね、カラット(CARAT)。要するに「重さ」。
大きければいいってものはないけど、大きいにこした事はない(笑)ただ、大きければ大きいほど質の良し悪しもはっきり目に付いてしまうので、ある程度大きいダイヤを買う時はそれ以外の質もそれなりに上ランクのものにしないと、大きいだけで安っぽく見えちゃいます。
買う時に気をつけた方がいいのは、カットですかね。カラットとカットの形(丸いのがいいとかハート型がいいとか)は好みの問題ですが、カットのグレードは高い方が良い。
ダイヤの輝きって、要は光の反射なのですよ。当たった光がいかに美しく反射するかによって輝きが決まる。クラリティがVS1とかVS2とかでそれほど高くなくても、カットの出来が良ければダイヤの輝きは増します。逆に言えば、カットが下手くそだと、いくら無傷のダイヤでもあの輝きは出ないのです。
ついでに付け加えておくなら、指輪とかで持つならカラーグレードは無色とされる『D・E・F』からほぼ無色とされる『G・H・I・J』までのうちでも『H』ぐらいまで、カットグレードもせめて『GOOD』、クラリティはせめて『VS2』までぐらいにしておいた方が良いそうです。それ以下のランクになると、ダイヤが大きくなればなる程質の悪さが際立ってしまうのだとか。通販とかでやたら大きいダイヤが妙に手ごろな値段で売ってあるのは、カラット以外の質があまり高くないと思った方が良いです。
以上の事を知った上で上記の『2億円のダイヤ』を見ると・・・・
26カラットあるだけあって、確かに大きい。身近な例で言うと・・・・・あ、一般的な使い捨ての100円ライター。あれの半分ぐらいのサイズです。ね?大きいでしょ?
カットも、雫型のキレイなカットで、隣に展示してあった鑑定書のコピーによるとカットのグレードは「VERY GOOD」でした。
でもクラリティは「SI1」で、カラーはハッキリと「YELLOW」と書いてあったのですよ。もしかして本当にイエローダイヤなのか?
ちなみにこ2億円のダイヤ、1周年祭の期間中はセール特価という事で1億5千万で売ってくれるそうです(笑)
あまり長時間お父さんに預けっぱなしなのも悪いので、小1時間ほどぶらついたところで帰る事にしました。途中のおいしいパン屋さんに寄っていくつかパンを買い込み、ついでに 「帰ったらお茶しよう」 とそこで売ってたケーキも購入。
結果的に5時間近くお父さんにユウを預けてたわけですが・・・・・途中でぎゃんぎゃん泣いてお父さんを困らせたりもしたものの、基本的には2人で楽しく留守番してたようです。うん、良かった良かった(^^)
そして予想通り、夕飯はうどんで(笑)
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