金色の夢を、ずっと見てる

2006年05月02日(火) 日常の一コマ。

昼間の事。

家の事をしてたら、外から呼ばれました。うちのピンポンはいまいち接続が良くないらしく、たまに押しても鳴らない時があるんですよね。だからこの時もてっきりそうだったのかと思って慌てて玄関へ。

そこにいたのは郵便局のおじさん。

ん?わざわざ呼ばれたって事は、書留とか何か受け取りがいるやつかな?と思ったんだけど、
「はい、郵便です」
と渡されたのは普通郵便。




・・・・・・・・・・・・・だったらポストに入れてくれればいいのに。


と思いつつも、
「お疲れ様です〜」
と笑顔で受け取りました。するとおじさん、突然
「ここは眺めがいいですね〜」
と話しかけてきたんですね。


えぇ、それ良く言われます。初めて遊びに来た友達とかはもちろん、宅配便の人とかにも言われます。なので私も
「あ〜そうですね〜」
とかいつものように返事をしました。するとそこでおじさんは意外な一言を。



「さっき下で、お宅のぼっちゃんに会いましたよ」





・・・・・・・・・・・・誰のことですか、それ。



うちには『ぼっちゃん』なんていませんが・・・・と一瞬戸惑ったんですが、心当たりがない事もない。それはもしかして・・・

「野球でもしに行くとこだったのかなぁ。いやぁ私は○○さんとこ(←次郎君の実家)の息子さんとはもう30年ぐらい会ってないんだけど、昔見た顔にそっくりだったからねぇ。これは間違いなくお宅のぼっちゃんだと思って」

どうやら、このおじさんは地元の人であるらしい。そして30年ぐらい前に見た○○さんちの息子とさっき見た少年がそっくりだったので、その少年はお宅の息子だろう、と・・・・。


えーと・・・・・


「あの、それは多分うちの旦那の甥っ子だと思います」

・・・・他に考えられない。実家に同居してる義妹のマミさんの子供を、次郎君の子供だと勘違いしてるんじゃないか?30年前の次郎君とマミさんとこの長男君ってそんなに似てるのかな。お義母さんもマミさんもそんな事言ってた事ないんだけど。

「え?お宅の息子さんじゃないの?」
「えぇ、多分、旦那の妹さんの子供じゃないかと・・・」
「あーそうなのー!?いやぁよく似てたから、てっきりお宅の息子さんだと思ったよー!」
「そんなに似てました?」
「うん、そっくりでしたよ。こう細身ですらっとしてて、ちょっと面長で目がくりっとしててね。健康そうに日焼けしたとこまでよ〜く似てましたよ〜!」


・・・・ん?


「まぁ私も息子さん本人にはもう30年近く会ってないから。でも本当に似てますねぇ。一目見て“あぁ絶対○○さんとこの息子さんの子だな”って思ったぐらいで」




・・・・・・・・・それは・・・・・・・




多分、っつーか間違いない。このおじさんが言ってるのは、次郎君じゃなくてお義兄さんの方だ(笑)次郎君とお義兄さんも確かによく似てるんだけど、今このおじさんが言った条件により近いのは次郎君よりお義兄さんだよ。


さすがにそこまで訂正するのは面倒だったので、誤解したままにさせておきましたが・・・・・・・・


どうやらこのおじさん、ただそれが言いたいがためだけになんでもない普通郵便をわざわざ手渡ししたようです(苦笑)



気になるのは、このおじさんがどこの誰なのか全然わからないってとこですね。話の内容からご近所さんではあるらしいんだけど、『息子さんにはもう30年近く会ってない』と繰り返してたところを見ると、今はもうこの辺に住んでない人なのかも。


しみじみと、この辺って本当に田舎なんだなぁ・・・と感じた出来事でした。




っつーか、落ち着いてよく考えてみたらなかなか微妙な話だ。その長男くんは小学校5年生だぞ?しかも背が高いから、どうかすると6年生にも見えるぐらい。




・・・・・・・・・・・・私に小学校高学年の子供がいるように見えたのか?


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咲良 [MAIL]

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