金色の夢を、ずっと見てる

2006年03月31日(金) 胎教に悪そうだなぁ。

月末、なおかつ年度末だった今日。はたして経理関係の処理は大丈夫なのか?と数日前から気になってはおりました。

もちろん、先週ぐらいから、山上さんにはちょこちょこ
「経理関係の処理、どこまですすんでますか?」
「○○はできてますか?」
「●●●は間に合いますか?」
「△△は済みました?」

と具体的に声はかけてました。そしてその都度、
「何か手伝う事ないですか?▲▲とかやりましょうか?」
とも言ってました。

その度に山上さんは
「うん、大丈夫」
「うん、ちゃんとやってる」
「うん、今日やるつもり。間に合いそう」

とか答えてました。








・・・・・・・・・・・・・信じた私がバカだったのかしら・・・(泣)




お昼ぐらいに、総務課長に呼ばれたんです。他部署の分なんだけど、伝票作成担当者が作業に出なきゃいけなくなっちゃったのでどうしても間に合わない。申し訳ないが代わりに伝票を作ってもらえないだろうかという話でした。当の担当者本人からも
「本当にすみません、お願いできますか?」
と頭を下げられ、そりゃーもう全然構いませんよと快諾。間に合わなかったらまずいですから。午後から会議でいなかった課長のPCを借りて、早速作業開始。(ちなみに、なぜ自分のではなくてわざわざ課長のPCを借りたのかというと、私が使ってる営業所の事務員仕様のPCと課長が使ってる総務使用のPCとじゃシステムの中身が違うんですね。私のPCでは権限が足りなくて出来ない事が多すぎるの)


で、作業中に新たに
「これ、今日中にやっといた方がいいんじゃないの?」
っつー物も見つけたので担当者に連絡を取り、
「じゃぁついでにやっときますね〜」
と話をつける。一通り作業が終わり、さっきから正面の席で仕事をしてる山上さんの動きが気になってたので聞いてみました。

「出納処理、間に合いそうですか?」



返ってきたのは驚愕の言葉。



「うん、あとはこの伝票作って、コレとコレをやって出納処理したらおしまい」





・・・・え?まだ伝票作成が残ってるの?


・・・・・・・ま、まぁでも本当に言ったとおりの作業だけで終わるのならギリギリ間に合うかなっていうタイミング。
「じゃぁその間に、よかったらこないだ出納した分の伝票確認しましょうか?」
と言ったら
「あぁ助かるわ〜。この箱に入ってるから」
と渡された箱の中身を見てまたビックリ。


えーと、前にもちょっと書いたかもしれないんだけど、うちの会社では経理関係は月に3回、出納処理はします。基本は15日・25日・月末。今月は25日が土曜日だったから、前倒しで24日だったはず。

なので当然、私が言った『こないだ出納した分の伝票』というのは『24日に出納した伝票』のつもりだったんです。



・・・・・・なぜ箱の中に入ってる伝票の出納日付が27日30日なの!?



「え、だって咲良さんが“事前に1回出納処理してみてください”って言ったから・・・・」


いやいや、ちょっとお待ちください。


私が言ったのは
「月末に出納した時の残高を確認するために、事前に1度、月末の日付で仮の出納処理をしてみてください」
ですよ。そしてその理由を、
『月末の振込みとかで残高が足りなくなったら危険だから。また逆に、残高が多すぎるようなら本社に戻し入れをしないといけないから、月末の出納処理をしたらいくら残るのかっていうのを確かめるため』
とちゃんと説明しましたよね?



本当に出納処理をしろとは1度たりとも言った記憶はございませんが。




・・・・・・・・・私の説明が悪かったのだろうか。いやしかし、先月も同じ事をしましたよ?実際に『月末の日付に設定して、試しに1回出納処理をして残高を確認する』っていうのを、先月一緒にやってやり方を説明しましたよね?そして私がこないだ
「先月やった要領で、仮の出納処理をしてみてください」
って言った時、
「わかったわ」
って言いましたよね?




まぁやってしまったものをどうこう言ってもしょうがないのですが。っつーかそれ以前に
「・・・・・こんなにしょっちゅう出納処理してたら、他の仕事が滞りませんか?」
出納処理って結構面倒ですよ?それをこんなに頻繁にしてたら・・・しかも、昨日1度出納処理をしてるのなら、今日付けで出納しなきゃいけない伝票はほんの少しのはずなのに、なんでこんな時間までかかってるの?


箱を手に呆然とする私に、さらに追い討ちをかけるような言葉。

「あとね、昨日になって部長がこれも処理してくれって言われたんだけど・・・」
と山上さんが差し出したのはA3サイズの1枚の紙。見ると、2・3月で処理した伝票の一部を下記の通り差し替えてくれという差し替え依頼の一覧表。


これがまた結構な量で。


「・・・・・・これ、今月中に、ですか?」
「部長はそんな感じで言ってた」
「・・・・・・今月って・・・・・今、もう4時20分ですよ?」
「間に合わない?」
「山上さん・・・・・・・・・月末は5時でシステム閉じるって言いましたよね?私」
「え!?」
「平日は経理関係のシステム8時まで使えますけど、月末は5時で終了して使えなくなるんです。こないだお渡しした引継ぎマニュアルにも書いてますけど」
「本当!?」



・・・・・・・・・・・マニュアル熟読したって言ってなかった?



まぁ結果から言うと、この差し替えの作業は4月になってからでも可能だったのでスパッと来月回し。じゃぁ後は、さっき山上さん自身が言ったとおり、ちょこっと伝票を作って出納処理をしたら終わりだ。しかしこれは2人で同時にやれる処理ではないので、この段階で私が手伝える事は事実上ない。

でもなんか不安なので一緒にいてくれと言われ、まぁ私もその状況で営業所(2F)に戻るのも心配だったのでそのまま支社フロア(3F)に残りました。まだ課長は会議中だったので、引き続き課長の席で27・30日に(無駄な)出納がされた経理伝票の中身をチェック。


さて、どんどん時間は過ぎていきます。はたして間に合うのか?っつーか、もし間に合わなかったらどうなるんだ?


ちなみに、経理関係のシステムは5時で閉まると決まってはいますが、実際は5時前から継続して使っていれば5時過ぎてもしばらくは使えちゃうんですね。しかしそれを言ったら山上さんが甘えそうだったので、わざと教えなかったのです。


そしたらそれが裏目に出ちゃった・・・・事になるのかなぁ。山上さん、なんと5時をまわった時点で本社に電話したんですね。
「6時ぐらいまでシステムが使えるように延長してくれない?」
って。

まずは経理課の人に。そしてそこで
「そういう話は経理ではなくてシステム課に相談してくれ」
と電話を回され、システム課の人に。



結果。


「無理です。月末は5時でストップって、ちゃんとシステムスケジュールに書いてあるじゃないですか。今頃言われても間に合いません」





・・・・・ははははははははは(;;)




「断られちゃった、どうしよう?」
と言われても、私もどうしようも・・・・とりあえず
「まだ経理システム開きっぱなしだったら使えるかもしれないので、そのまま処理を続けてみてください」
と言ったら、どうにか動いたらしい。山上さんが急いで処理をしてる間に、本社の経理課の人にTEL。


「これ、もし万が一間に合わなかったらどうなるんですか?」
「どうなるっていうか・・・・・今まで、通常の月末ならともかく年度末に間に合わなかった人いませんからねぇ。まぁ4月になってから3月の日付で処理する事もできなくはないけど・・・・う〜ん、いざとなったらそうするしかないかなぁ。本当はやんないでほしいんだけど。っつーか、山上さん、5時まわってからシステム課に連絡したでしょ。そりゃ断られますよ」
「あ、やっぱり?」
「うん。せめて午後一番とかで連絡くれてたらシステムも検討してくれたかもしれないけど・・・・・年度末でしょ?異動関係の人事データの入れ替えとかを、システム課は今からやるんだよね。最初から残業覚悟で、わざわざ5時まではシステム使わせてくれてるのに、それを5時過ぎてから延長してとか言われてもねぇ」
「・・・ですよねぇ」
「しかもこんなにギリギリになって言い出すって事は、あきらかに山上さん自身の手際の悪さって言うか、仕事の要領が悪いからでしょ。そんな理由じゃシステムもそりゃ認めてくれませんよ」
「だよねぇ・・・・私も、正直こんなにできてないとは思ってなかったんですよ」
「あ〜わかる気がする。山上さんの事だから、適当に“大丈夫大丈夫”とか言ってたんじゃないの?咲良さんが一緒にやってたんなら、こんな事態になってるはずないもん。・・・・・・噂には聞いてるけど、引継ぎ、大変なんでしょ?」



・・・・・・・・・泣いてもいいですか。

人の温かさが沁みますよ。頑張ってきた事がこういう所で認めてもらてるんだと思ったら泣きたくなりましたよ。

いや正直、私も油断してたな〜とは反省しました。普段の様子を見てても、山上さんが『大丈夫』って言ったのを鵜呑みにしちゃいけないって常々思ってたはずなのに、さすがにもう丸2ヶ月やってきたんだからちょっとは出来るようになったかな〜・・・なんて思っちゃったんですよねぇ。進行状況は確認してるし、と思ってたけど、それも実際に伝票や書類を見せてもらって確認してはいなかったしなぁ。


まぁなんだかんだありつつも、かろうじて5時半過ぎに出納処理は終了。システム課の人に
「まだ経理システム使ってますね?早く終了してください!」
って山上さんが電話で怒られてたけど、そんなん知るか。


出納済みの伝票の確認とか修正とかは週明けにやる事にして、とりあえず今日のお仕事は終了という事で。もう帰らせてくれ。



(主に精神的に)ぐったり疲れてしまい、夕飯作る気力ゼロ。帰宅途中で次郎君から電話があった時に
「・・・・ごめん、今日の夕飯買って帰ってもいい?」
と言ってしまいました。じゃぁお互い自分が食べたいものを買って帰るという事で。あうぅ、ごめんなさい。


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咲良 [MAIL]

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