金色の夢を、ずっと見てる

2005年06月15日(水) 童話をもう1度読み返してみようか

仕事の帰りに久々に本屋に寄る。

1歩、店内に入る。





あぁ・・・・久しぶりだ・・・・・・(うっとり)





まぁしかし帰ってから夕飯を作らなきゃいけない事を考えるとそうそうのんびりもしてられないので、月刊誌の連載チェックして(いくつかは立ち読みして)文庫とコミックの新刊をチェックして(結果、各1冊お買い上げ)30分程で撤収。


今は次郎君の仕事が比較的ヒマな時期だから、毎日7時〜7時半ぐらいには帰ってくるんだよね。でも秋〜冬に忙しくなるともっと遅くなる日も増えるらしい・・・・・・・その時は本屋に寄り道して帰宅が遅くなっても大丈夫・・・・・・それはちょっと楽しみかも(笑)


だってねぇ。残業で遅くなっちゃったからごめんね今日はほか弁でいい?ってのはできても、本屋で立ち読みしてたら遅くなっちゃったごめんね今日はほか弁でいい?とはさすがに言えません(苦笑)



今日は買い物するのが面倒だったので、家に有るもので。たしか鶏肉を冷凍してるのがあったからから揚げして、あとは・・・・・適当にある物で天ぷらでも♪と思って帰ったら、鶏肉がない!


どうやら、ちょっと前にまとめ買いして冷凍してたんだけど、案外ちまちまと使ってる内に思った以上に減ってたみたいですね。あいや〜どうしよう〜。

結局、豚肉のスライスがあったのでそれにインゲンを巻いて揚げたのと、大量の玉ねぎスライスに冷凍のミックスシーフード(えび・あさり・いか・貝柱)を混ぜたかき揚げ。

てんつゆもちゃんと作ったんだけど、次郎君が食べる段階になって
「生姜、ある?」
と言い出した。
「・・・・生姜?」
「うん」
「何するの?」
「これ(てんつゆ)に入れるんだよ?」




てんつゆに生姜?




てんつゆには大根おろしでしょう。でも次郎君が大根おろしダメなのでしなかったの。でも薬味が何もないのも寂しいな〜刻みねぎ(いっぱい刻んで冷凍してる)でも出すか?なんて考えてたら・・・・生姜?

ちょっと不審に思いながらも生姜を出す。
「おいしいから」
と薦められたので素直にすりおろしててんつゆに混ぜてみたら・・・・・



・・・・・・あら、意外とおいしい。


要するにアレですよ。素麺のつゆに生姜を入れた時とほとんど同じ。あれで天ぷらを食べてると思ってください。なるほど。


私が知らなかっただけで、みんな普通にやってるの?てんつゆに生姜。






トリビアを2人でだらだら見る。『白雪姫は王子のキスではなくて王子の部下に背中を殴られて目を覚ました』っつーのは私は何故か知ってました。でも今回調べられてた初版の内容(王子が姫の死体をもらいうけ、あまりに美しく気に入ったのでどこに行くにも部下に担がせて持ち歩いた。ある日部下達が“死んだ娘1人のために自分達はいらん苦労をさせられている”と八つ当たりして姫の死体の背中を殴ったら、そのはずみで喉につかえてたりんごの芯が飛び出し、姫は息を吹き返した)という話ではなくて、「王子が姫の死体を見てあまりの美しさに一目惚れ。その死を悲しんで死体にキスをした時に“口の中に何かある”と発見。部下に死体の背中をどつかせたら、喉につかえてたりんごの芯が 以下略」という話しだったんだよね。


しかしこの話し、子供の頃はなんとも思わなかったけど、大人になってから冷静に読むとツッコミ処満載だよね。姫が殺されるまでもそうなんだけど、やはり秀逸なのは王子が登場してからでしょう。

今一般に流通してるパターン(王子が姫にキスをしたら姫が生き返った)も充分ヘンだけど、私が知ってたパターンも相当ヘン。だって『キスをしたら口の中に何か見えたので』って・・・・通りすがりに見つけた美人の死体にディープキス!?(笑)

今回トリビアで紹介されてた初版のパターンにしたって、死体をもらって帰って部下に担がせて持ち歩いてた・・・・・・腐らなかったのか?喉につかえてたりんごの芯が取れたら生き返ったって事は窒息してたんだろうか。でもある程度以上の時間酸素が供給されなかったら普通に死ぬよな。その前に食べたのは“毒りんご”なんでしょ?飲みこまなくても喉に長時間ひっかかってたら毒が体内に入るよな。

姫が生き返った経緯も不思議だし、いくら美人で気に入ったからって死体をもらって帰ろうという王子の発想もどうだろう。


そうやって考えてみると、童話やおとぎ話しに出てくる『王子様』は大概変人だ。死体をもらって帰る『白雪姫』の王子様、ガラスの靴だけを頼りに国中を探し歩いた『シンデレラ』の王子様(靴のサイズが同じ人間がどれだけいると思ってるんだ)、会った事もない姫のために誰も成功した事がない場内への侵入を試みた『眠り姫』の王子様(この人も初対面の姫にいきなりキスするし)、拾った美少女をかわいがって連れまわしておきながらさらっと隣国のお姫様と結婚した『人魚姫』の王子様(ある意味、王子らしい発想だ。結婚と恋愛は別ってか)。


童話にマジ突っ込みをしてどうするって気もするんだけど、ここまで変人揃いだとおもしろいよなぁ。絵本とかは、多少無茶な設定や展開でも良いお話だなぁと思えるものが多いんだけど、童話は・・・・・・その“なんかヘン”に目をつぶって『まぁいいや』と思えるだけの“いい話”レベルに達してないというか。

童話って、子供向けにアレンジされてるけど実はグロテスクだったり残酷だったりする物が多い。『白雪姫』だって、確かあの話には続きがあるんだよ。

生き返って王子と結婚した白雪姫は王妃になった。隣国に住む、自分を陥れようとした意地悪な継母を招待し、
「殺したはずの姫が生きてる!」
と散々びびらせた後、処刑しちゃうの。

『シンデレラ』にも、無事王子様と結ばれてお妃様におさまったシンデレラが、自分をいじめた継母と義姉2人を国外追放する・・・なんてバージョンがあったはず。


どれもこれもうろ覚えなんであんまり大層な事は言えないんだけど、そういう残酷な部分の方が物語りの本質をついてると思うのはちょっと思考が偏ってるかしら。それらの童話が作られた頃の時代背景を反映してるというか、そこにこそ、よりリアルな人間の感情が描かれてるというか。



・・・・・・・・・・・将来子供が出来たら、絵本の読み聞かせとかもするのかもしれないけど・・・・・・・むー。子供には最初はキレイなものを教えたい。人の愛情とか優しさとか、そういうものが伝わるようなものを選んであげたい。そう考えた時に、今流通してる子供向けにアレンジされた童話の類は・・・・・・・どうなんだろう。それよりも、最近たくさん出てる質の良い絵本の方がいいような気が。

でもこれだけ長い時代にわたって読み継がれてるという事は、それらの童話にもやはりそれだけの魅力というか、力があるという事だろうし。


んー。








今日の夕飯
・海鮮と玉ねぎのかき揚げ
(大量にもらった玉ねぎを早く使ってしまいたい。しかしこれ、予想以上に次郎君に好評でした。最初の1口で『うまい!』と言ってくれたのは初めてじゃないだろうか。・・・・・別に特別な下味を付けたりしたわけじゃないんだけど・・・・)
・インゲンの豚肉巻き揚げ
(これ、下茹でしたニンジンとかごぼうとかを巻いてもおいしいです。豚肉を生姜醤油に浸け込んで下味付けれたらなお良し。薄切り肉でもボリュームたっぷりよ)
・もやしとわかめのお味噌汁
・野菜サラダ
(買ったレタスがちょっと固めだったので細かくちぎって、千切りにしたキャベツと一緒に軽く塩もみしてツナと和える。これだとかさも減るから食べやすいんだよね)
・ご飯


あ、そうそう。

今日気付いたんですが、どうやら今日明日中にカウンタが40000hitいきそうです。さぁ今これを読んでるアナタ!今すぐ画面右下のカウンタをチェック!ジャスト40000を踏んだ方は、メールなど頂ければ・・・・・咲良が喜びます(笑)

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